「おでかけ着物歳時記」より
東京が台風に見舞われた一昨日、
もう雨の音がすごくて、
家のなかにいても、雨のなかに
いるよう~~??
おうちで静かにしておりました。
何もする気になれず、買ってあった
「海街diary」(吉田秋生著・小学館)を読んだり、
そのなかにあった「しらすパン」が美味しそうなので、
いきなりお腹がグーで、
台所に行って作ってみたり~~。
これです。見かけはともかく美味しいよ。
久しぶりに買った「クロワッサン」をめくってみたり。
買ったのは、いつも最初に開くページが
秋月洋子さんだったから。
あと、稲葉さんと原由美子さんの対談とか。
お二人ともシック、シック、シック。
70代とはとても思えない~~>
で、今回は秋月さんの帯のお話し。
今回着用のきものは夏大島。
着用の帯は、帯芯に直接秋月さんがご自分で文字を書き、
「ほしあいを 何かとおもふ おみなえし」(加賀千代女)
富岡ほそという、透き通る布を上に
かぶせてあるのだとか。
群馬ほそともいい、これまで最も細かった糸より
一割程度細いそうです。
なるほど、ですね。
撮影は七夕の頃で、もう少ししたら
「この萩に虫かごの帯をします」
この帯はアンティーク刺繍で、でも糸が切れて
いたりしたので、籠や鈴虫を書き足したそうです。
これは「お出かけ着物歳時記」(小学館)
にも載っていました。
秋月さんのきものコーディは素晴らしいですね。
着姿も素敵で、
「悪目立ちするのではなく、さっきの人、着物だった?
と思われるような日常に溶け込む。これが目指す
ところだそうです」
う~~~む。
着物って、それだけでも目立つから、
それはなかなかに難しいでしょう。
でも、本当にそうなれたら素敵です。
実はワタクシ紫苑も、僭越ながらそこが理想では
あります。
しかしワタクシの場合、
心のどこかで、それだけでは寂しいという邪念が。
せっかくきもの着たのに、
「あの人、どんな格好してた?」
と言われるのはチト~~。
イクトセ重ねても、重ねても、も一つ重ねても、
「きもの悟り境地」は、
はるか山の彼方、見えもせぬ紫苑でありました。
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