このところずっと簡単ヘアに簡単着付けが続いていました。
そうなると、おかしなもので少し手をかけてみたくなるます。
それも秋のせいでしょうか。
先日の「幸田文展」、いつもの輪ゴム一本巻きから、少し変えて、クラシカルヘアを狙ってみました。
展示会のあと、友人と食事をしましたが、
「あれ、どこか違う~~。おしとやかな雰囲気~?」などと(笑)。
そうでしょうとも
それだけでだいぶ雰囲気変わる?
翡翠の慷慨を挿してみました。
こちらはきりりと。右と左では感じ変わりますね。
このヘアは、着物ヘアではおなじみです。
上下二つに分けて、下の髪を輪ゴムで止めて夜会巻きにし、その上に上のヘアをかぶせるおなじみのスタイルです。
「きものヘア」(成美堂出版)
イメージはこちら(笑)
しかしこのヘア、作るのにいくつもの面倒なプロセスがあります。
それに私がやると、左側の毛が落ちてきて、どうしてもうまくできませんでした。
そこでステップを簡略化。
1 ヘアを上下にわけ、上の毛をゴムで止めておきます。
2 下の毛を夜会巻き(あるいはぐるぐる巻いて土台に)にします。
3 上側の左側のヘアを落ちないようにピンで横に留めつけます。
この3番目をやることでだいぶ易しくなりました。
これからは練習用に作ってみたヘアのアップですので、
ちょっと(だいぶ?)見苦しくなります。
ピンで留めて、上の毛をかぶせるとこうなります。
4 下の毛をすべて輪ゴムで結び、輪ゴムごと、好きな位置に輪ゴム一本巻の要領で中に押し込みます。
モデルさんのヘアのように右側の毛をあまり出すと、落ちてくる危険があるのでほどほどにしておきました。
試しに練習したら、思いのほかうまくいったので「使える」ということでパチリ
次は、もう少しモデルさんのヘアに近いものにチャレンジしてみます。
若い人なら多少の乱れも魅力になるのでしょうが~~。
というわけで手をかけたといっても、15分くらいなものです。
半襟は、麻の生地を友禅染めの染料で染めて、そこに葡萄の刺繍を自分でしてみました。
文さまの刺繍半襟と比較されたくないので、別項にしました
素材が麻なので、糸は木綿です。
綿の半襦袢にうそつき袖です。
草履は小紋に合わせて白黒市松
というわけで、今回は先日の「幸田文」展でのコーディです。
幸田文さまに逢いに行くのには、紬がふさわしいかと思ったのですが、たまにはしっとり系?もいいかと。
お粗末さまでした。
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