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BSで放映していた
「スパイの妻」を観ました。
黒川清監督
ヴェネチア国際映画賞受賞作品。
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貿易商を経営する夫(高橋一生)の妻。
国家総動員法が施行されている時代。
貿易商という仕事柄、
スパイ行為を疑われた夫と
その妻(蒼井優)が
時代に巻き込まれていく。
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陸軍憲兵役の東出昌大。似合う。
この方、どうしているんでしょうか。
うまいし、タッパもあるし、ルックスもいい。
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「寝ても覚めても」もよかったのにね。
満州に行った夫がある機密書類を
持ち帰り、
その危険を知った妻が
それを東出に密告。
その裏には
「どんな犠牲を払っても夫を助けたい、
一緒にいたい」
という強い気持ちが。
でも夫は~~。
昭和のお金持ちの家など、
画面の雰囲気、色彩が素敵。
蒼井さんの洋装ファッションもいいけど、
やはり~~、
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アンティークきものでしょう。
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映画の核になるのは、
かの関東軍、731部隊の細菌研究。
ほら、多くの人を実験台にしたという
日本軍の闇~~。
その実態を満州で目にした夫は、
世界にそれを公開するという~~。
「売国奴」と責める妻と夫の攻防戦。
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休憩。
いちごヨーグルト&
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トマトとベーコンとチーズのホットサンド。
フライパンにパンを押し付けて作りました。
小腹用。
ところが妻は前言を翻し
「一緒にアメリカに行き、公表しよう」
という夫の言葉に同意。
一人で密航のため
船底の箱の中に入るのに、
そこで誰かから(夫ですね)の通報で
あえなく逮捕。
夫は一人で日本を離れる~~。
正直、よくわからなかった。
夫が一人で日本を離れた理由は
おぼろげながらわかるとしても、
この細菌部隊の資料はどうなったのか。
実際、夫がスパイだったとしても、
この資料を持ち出す意味が不明。
誰かに売ったということ~~?
どうなったのか結果がない。
思わせぶりなシーンが多くて。
高橋一生は、思わせぶりな雰囲気を
出すのがうまいですね。
一つ一つのシーンは演技力もあって、
迫力あり、引き付けられるのですが、
それを辿っていって、
全体が見えてこない。
どこかだまし絵のような作品。
この曖昧さを敢えて狙った作りなの?
人はわからないということを
伝えたいの?
ずっと考えて、うまく眠れなかった。
裏切られた?妻は
心を病み精神病院に。
「私は実は狂ってはいないのです。
私の周りの人たちが狂っているのです」
いや、ほんと、そうだと思います。
日本中が狂っていた時期が確かにあった、
これからもある~?
それにしても、
蒼井さんのアンティークは
幾つになってもキュート。
最後までありがとうございます。
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