ある程度年を重ねた人間が、ある日いきなり若返る~~。
こんな究極の夢を抱く人は多いのか、
小説やドラマでは大きなテーマですね。
ワタクシも、若い頃から! この手の小説が好きで
いろいろ読みましたよ。
この手のお話はふつう本人の若い頃の時代に
戻るケースが多いように思うのですが、
たまたまパソコンでユーチューブでやっていたのは
「スミカスミレ」(テレビ朝日金曜夜11時15分)。
閉じ込められていた黒猫の陰謀で~~?
松坂 慶子さんが「65年間、彼氏歴なし」、
もちろん結婚歴なし、
キビシイ親の元で育てられたため青春時代なし
というあり得ない設定。
青春を体験してみたいという彼女の願いが
叶えられ、朝起きたら、18歳だか、20歳だかに
変身していたというもの。
若いころのスミレに桐谷 美玲さん。
このドラマが面白かったのは、彼女の若い頃、
つまり昭和に戻るのではない、
若返って「いま」=平成を生きるということ。
若返ったスミレが体験するのは
現代の若者ワールド。
ここがこれまでと違って(?)
面白かった。
「なに、オバン臭いカッコして」なんて言われて。
いや、いまの60代でもこんなカッコしないでしょ、
とツッコミいれたくなるけど、唯一納得したのが靴。
この靴
歩くのに楽だから、こういう靴、履いているよね。
スーパーに行くときなんか
おばさんとおばさんじゃないことの
違いは「靴」だと誰かが言ってました。
だから着物は楽なんだってばあ。
ドラマが面白かったので、原作読みたいと
書店で探してみたけど、原作は漫画。
ワタシ漫画、あまり読めないんです。
そこでノベライズをぺらぺらめくってみたものの、
活字人間には物足りない、つい書棚に戻して
しまいました。
でも、「人生が二度あったら」
「また若い頃に戻れたら~~」
なんて考えてみたりして~~?。
現代の時代に若返るより、
ワタシはやはり昭和の私に戻りたいな。
激動の現代に、中身は60代のまま、「若い女の子」、
やる元気ない~~。
ワタシがこれまで読んだとの内容で
「人生がやり直せたら」のベスト本は~~、
「リプレイ」(新潮文庫)
ケン・グリムウッド作。
これはね、二度どころか、43歳になるたびに
何度も何度も、18歳に戻るわけ。
疲れるね=。
でもそのたびに、これまでとは違う選択、違う経験をして、
最後にたどりついた「哲学」は~~。
「仕事も友情も女性との関係も、それらはすべて
価値あるものではあるが、
人生を限定したりコントロールするものではない。
自分の人生は自分の責任であり、
自分だけのものだ」というもの。
前に読んだときんは、この結論に納得したのか?
だけどねえ、「自分だけの人生」って何?
って今思ってしまう。
再読して、また考えてみよう。
結論はともかく、この本は面白かった。
「人生が二度あれば」
何するかなあ、ワタシ~~。
「人生二度あっても同じ人生歩きたい」
という人はシアワセ、きっと。
「昭和コーディであまりに昭和な時間」→昭和なワタシ。