ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

ゆっくり年を重ねるには?-時間の不思議を実感

2015-11-12 21:20:16 | シニア

 

 

毎年この頃になると、「ああ、もう11月なのね」

「一年って早い」

との声をよく聞くようになりますね。

これが師走となると、もうあちこちから~~。

 

時間って「年を取るに従い早く感じる」

ようになるんですって。

 

 

で、ワタクシ先日、「肺に影ができたかも」と、

再検査待ちの一週間はとても長かった~~。

いつもは、早く過ぎる時間を嘆いているのに、

時間の不思議を実感して、こんな本を読んでみました。

「なぜ年をとると時間の進み方は速くなるのか」(講談社)

 

 

 本によると、子どものときには、

もう毎日が新しい経験ばかり。

脳のなかは新鮮な驚きでいっぱい。

一日、24時間は、そんな経験で溢れていて、

一日はとても長いというわけ。

一方、年を重ねると、毎日はきのうと同じことの繰り返し、

目新しい経験はほとんどないから、

一年は平らというか、のっぺらぼうというか、

あっと言う間と感じる、んだとか。

 

で、長い一週間を経験したあと「新しいことを初めて」、

これがもうこれまでのようにサクサクできなくて四苦八苦、

ようやく少しは流れるようになったかな、と思ったときには、

なんとまだ10日しか経っていなかった。

原宿で浮世絵」

とても長い10日。

これまでの実感だと一、二か月はかかると予想していたことが、

一段落したら10日しか経っていなかった。

 

 

これって、早く進んだというより、得したって感じ。

長い一週間プラス10日。

 

人間、辛い目やら慣れないことすると、

時間ってスムースに進まないんですね。

 

人生、あっと言う間に終わるのは幸せなことなのね。

と思うけど、一方では、

「あっという間に」終わりたくないという気持ちも。

ときどきは立ち止まって、時の流れを止めてみたい~~。

この年になると、どんなに「感動しても」、

子どものようにはいかないもの。

そこで、「新しいこと」「少しキツイ」ことしてみるのはいいかも。

 

心理学者の河合隼雄さん(故)は、

58歳のときにフルート演奏を始めて、

「下手だから苦しいけど楽しい」なんて話を聞いたことあります。

 

「少し苦しい」ことをやるのは時間の流れを

少し「せき止める」ことかな、なんて思っています。

 

「サクサク、どんどん」「ほら、早く」「急いで」

なんてやってきたけど、この年齢になって、

本当は「もっとゆっくり、ゆっくり」やったほうが、

いろんなこと味わいながらできたかな。

 

 

まだまだ新しいことに挑戦、少し苦しい思いも

億劫がらずにやろうかなと思うように。

なぜって、ゆっくり年を重ねたいから。

 「下手とブログとインターネット的」

 


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2 コメント

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Unknown (和日和)
2015-11-25 08:16:10
久しぶりお伺いしたら、色々と棚卸しをされたんですね。

子供の頃は早く大人になって自由になりたかったし、教師たちがうざくてしょうがなかったです。でも、当時の教師たちの年齢を超えてみると、よくも面倒な子供に諦めずに接してくれたものだな、とありがたいです。

私は子宮頸ガンを20代で手術しましたが、結果を待つ間が1番辛いですね。手術が決まった時の方が腹が決まって落ち着いていました。
当時は婚約中でしたが、別に死んでもいいか、ぐらいの感覚で。乳幼児の母となった今の方が死ぬのが怖いです。

でも、そういった機会に色々と考えたり、決断するのも悪い事だけではなかったな、と思っています。

巣鴨では、皆さんPPKをお祈りしています。最初はて?と思いますが、ピンピンコロリ、だそうです( ^ω^ )
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そうだったんですね (紫苑)
2015-11-29 16:13:41
和日和さん
婚約中に子宮頸がんだなんて、さぞつらかったこととお察しします。でも手術してお子さんを産んで、お子さんは奇跡のような子どもですね。そんな話、してあげられたらいいですね。いいことだけではなく、辛いこともありますが、授けられた命ですから~~。
機会があったら、また覗いてやってくださいませ。ありがとうございます。
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