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東京は寒い~~。
おまけに小雨が降りだしてきました。
それでも、前ほど寒さを感じない~。
そのわけは
お腹周りに湯たんぽを置いているのと、
この一冊。
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「極夜行」(角幡唯介著・文春文庫)
いやあ、
面白い、面白過ぎる。
北極の太陽も出ない地への冒険。
零下20度?30度?
これに比べたら~~。
比べるなよ。
それはさておき、
自作帯の整理をしました。
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つくづく眺めていると
よく作ったなと。
着物から始まって、
カーテンとか布とか何を見ても
帯に見えた時期。
和裁から始まって、
最初は自分流ぐちゃぐちゃ二部式帯。
少しちゃんと習いたくなって帯教室に。
買う楽しみもあるけど~~。
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博多帯は作れないしね。
作るのは、その何倍もの楽しい。
好きな布が好きなモノに変わる楽しみ、
作るプロセスの穏やかな時間と
自分を忘れる楽しみ、
出来上がったときの
ああ、ダメ、失敗だという
試行錯誤の楽しみ、
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下手!
近くで見るとアラだらけ。
でもちゃんと出来たときの喜び!
モノへの慈しみが何倍もになる。
プロになるほどではないんですが、
それもまたよし。
プロは大変。
作る楽しみに加えて、
じっくり一冊を読み込む楽しみも。
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「生きるよすがとしての神話」
(キャンベル著・角川ソフィア文庫)
ベストセラーにも
気になる本はあるけど、
好きな一冊を何度も読むのは、
やはりその何倍もの喜び。
滋養になる感じ?
自分ができていく感じ?
情報とは違う
それこそ「生きるよすがとしての一冊」
残り少ない時間、
大切に使いたい。
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筑前煮作りました。
サツマイモのお味噌汁と魚。
200円くらい。
さて「極夜行」
太陽も月もないまさに漆黒の闇のなかを
犬と橇だけで歩く。
なんのために?
「~なんのためにという理由はない、
それはなぜ生きるの
という問いと同じように」と著書。
命綱ともいえる
六分儀(天測で位置を測る器具)を
なくしたときも、
戻ろうかと迷うが続行、
「人は便利さと引き換えに
外界との接点を失い、
それまで知覚でできていた感覚が
するりと抜け落ち、
その人間が持つ世界は
またひとつ貧弱になる」
星しか見えない場所を歩きながら、
「スマホもテレビもない大昔、
人が夜に眺めるのは星くらいしかなく、
それが星座の物語を
作ることになったんだろうな」と、
勝手に東京のわが家星を作って
妻や幼い子供に語り掛ける~~、
それに犬って、人の糞を食べるのね、
それも喜んで、
お尻から直接~(大笑い)
などという有益な?情報も教えてもらい~~。
いやあ、イマドキ
こんなワイルドな人がいるのね。
本も死と隣り合わせなのに、
このユーモアと余裕はなに?
と思ってしまう。
生きて帰ってこんな面白い本を
書いてくれて。
まさに
自分で作る自分だけの人生。
スゴイ!
読み疲れて
夜、ゴミを捨てに行くと、
冷たい風がビューっと。
いや、
こんなの寒いとは言えないでしょうと(笑)
でも、
年齢思い出して
風ひかないようにしよっと。
そんなこんなで、
本日は湯たんぽで温まりながら、
彼と一緒に「北極」の旅を続けます。
ワクワク。
最後までお付き合い
ありがとうございます。
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