強い台風が来るとのことで、
浸水、暴風雨を覚悟していたのですが、
予想に反して、
朝までぐっすり。
それにしても、
今年の夏はすごい。
二階にエアコンつけてよかった。
先に息子の家に行きましたが、
こんなの持って帰りました。
さて、なんでしょう。
これ、鰹節削り器。
早速トライ。
いやもう大変。
力がいる~~。
あまり削れない~。
それでも、
削りたての鰹節は香りも味も逸品。
話題作を。
「正欲」(浅井リョウ著)
娘が読んでいたのをちら読みして
面白そうだったので、
借りようとしたら、すごい数。
買いました。
買ってまで読もうと思ったのは、
一人の検事の小学生の息子が
登校拒否。
「今の社会、
学校なんて行かなくても
好きなことをして暮らせる時代だ」
とのネットに言葉に影響され、
ユーチューブを始める。
そんな言葉と息子に戸惑う親。
確かに、
そんな言葉をよく耳にするな、
この人はどんな選択をするんだろう、
そして作者は~~、
わが孫も「ユーチューブ、ユーチューブ」
って言っている。
そんな興味で読み始めたら~~。
いや、
最初は、
一行ごとにビンタ張られるような気持ち?
「~多様性、
という言葉が生んだものの一つに
おめでたさがあると思います」
いろんな人たちの目線で語られる
いつもの浅井リョウ作品。
「疎外された性欲を持つ人たち」
「多数派と少数派」
読む進めるうち、
「どんな人も社会と
相いれない部分を
持っているんじゃないの」
と思い始めて。
「水」に性欲を感じる主人公たち。
人間には欲求感じないから「疎外?」
「異常?」~~。
映画「ヘアスプレー」
最近は確かに「多様性」への言葉や
作品が増えた~。
それらの多くは、
作者に言わせれば「許容範囲」、
だから「おめでたい」?
「許容できない欲望もある」
それはまあ、当然、
人によってどこまでというのも
ある意味当然。
その「相いれない部分」が
犯罪につながるか
繋がらないかが問題であって~~。
この多様性の範囲は、
徐々に広がっている
ような気はするけど。
読み進めるうち、
ああ、この本は
「同じ傾向を持つ二人」の恋愛を
描いてもいるんだな、とも。
児童ポルノ容疑で逮捕された男性。
お互い、
「私、いなくならないからって
伝えてください」
って言い合う~~。
「何があっても、
いなくならないから」
映画は見ていないけど、
どうしようかな、
見ようか、見ないままいようか。
削りたての鰹節をすべてに
ふりかけて~。
食欲増進。
まだまだ残っている鰹節。
削る力はあるのか?
というわけで、
どんな人も
「社会になじめない部分を
持っている」
「それでいいのかな?」
「私の考え、おかしくない?」
と、不安を抱えながら生きている。
だからこそ、こういう本が
ベストセラーになる。
それにしても浅井リョウは、
「桐島、」「何者」
どんな立場の人の考え、感じ方も
本当にうまく表現する。
ディベート、聞いているみたい。
登校拒否、児童~~。
こんな時代に生まれてきた孫たち、
この先何が
待ち受けているのでしょうか?
最後までお付き合い
ありがとうございます。
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