きもの、着付けやしきたりについていろいろあって、初心者にとっては泣いたり、悔しかったりと、なかなかにハードル高くなっています。
しきたり、ルール擁護派だったり自由派だったり~~。
その確執??の理由が、お茶のお稽古をした帰りには「わかった!」気がしました。
はい、山路を登りながらこう考えた、じゃないけど、お茶の帰りにこうひらめいた~~。
というのは、お茶というのは、ルールがとても厳しい。
手の角度までうるさい。
それなのに、ワタクシはお稽古に行く。
「うるさいわね、お茶なんて、ただ飲めばいいだけでしょ」とは言わない。
言いそうだけど??(汗)
それは、自ら進んで、「この場所」に来ているから。
ところが、着物というのは、着ようと思えば、誰でも普通にも着られる。
お茶も誰でも作法など知らなくても飲めるけど。
茶道という「道」=修行というか、飲む以外の何かを学ぶ場所でもある。
きもの道があるわけではない、よね? あるかも?
それは教える人、学ぶ人の問題。
私が着付けを習うときは、先生がこうしなさいと言えば、「はい」と、その通りにします。だって、習いに来ているだから。
「先生、これは違うんじゃないですか。幸田文さんは左寄りに帯締め締めていましたよ」などと言っていたら(言いそう?)、「あなた、出ていきなさい、もう来ないで」と言われますよね、きっと。
きもの姫も最初は「KIMONO道」だった?!
でも一方では、「着物、もっと楽に着られるのになあ」とも思っています。
着物が日常のものではなくなって、なぜか「着物は普通に着られない」と思ってしまい(思い込まされた?)、その世界で習ったことが「外の世界」でも常識だと思わされている。
私は、着付けの方たちが、とてもきれいな帯の結び方を考案したり、より美しい着付けを考えたりする、その技術やアイデアに素直に感動します。
いや、やはりきれいでしょう。
それは、まさに職人の世界、もっといえば芸術、美の世界に通じるもの。
しかし、その世界を外の、一般の着物にも持ってくる人たちがいて、「あれはおかしい」「これは着物ではない」などというから、混乱するのではないでしょうか。
教室では「お金をもらって教えている限り」細かい個所にもこだわりはあるでしょうから、厳しくて当たり前。
でもいったんお仕事を離れると、着付けの先生だって、普段の着付けは緩やかなかたも。
それは仕事、芸としての内の世界」と「外(一般)の世界」を分けていらっしゃるからではないでしょうか。
お茶の先生だって、いったん稽古から離れたら、「そのお茶の頂き方は違いますよ、おかしいですよ」とは言いませんね。
着物の世界も、お茶の世界のように、分けて考えればいいのでは、と思ってしまいました。
習う、自分で着る、でも、外に世界で違う着方していても、作法、流儀が違うと考える。
和菓子の世界にもお茶席のフォーマルと普段用がありますね。
ファッション雑誌を見るときだって、ファッションの世界と普段は分けて眺める。
「シャツは手首を出して着ると痩せてみえる」「ヘアはこの角度の巻きがベスト」などと細かいノウハウがあり、どっちでもいいといえば、これほどどっちでもいいものはない。
でも参考にする人はする。納得すればマネするし、そうでなければスルー。
着物だって、同じ。
雑誌が参考になればするし、ならなければしない、くらいの軽さでいいのに、なぜか権威みたいになっている~~。
でも、同じ着るなら、やはりきれいに着たい~、
だから私は、あちらのブログやこちらの雑誌から、「そうなんだ、ふーん」と学びつつ、「道」というほどではなく、楽しみながら自分の「似合う」を探していきます。
「容姿と趣味と思想が一致した幸せー白洲正子さん」→こちらは母娘三代にわたる着物戦争?
「着付け・試行錯誤」&「しきたり、ルールについて考える」のカテゴリー作りました。
気が向いたら
応援ポチ嬉しいです。
コメントありがとうございます。そう、前に簪のときにもいただきました。こういうコメント、ほんと、嬉しいです。きものブログもそろそろ潮時かなと思うこともあるのですが、嬉しいコメントいただくと、もう少し続けてみようか(笑)、お調子もので、つい調子に乗ってしまいます。
ブログ、おめでとうございます。よければ拝見させてください。私もパソコン音痴、でもきものとブログのお蔭で少しは頭もまわっています。きものライフ、どんどん楽しみたいですよね。
パソコンのスキルがないのですが、ブログを始めました。住んでいる青森のことを主に書いていますが、長く続けるのはとても努力の要ることだなと感じています。着物のことはもちろん、ブログ運営も見習いたく、今後ともよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
そうあんです。普段着付けとお仕事、違って当たり前の、この当たり前がなぜか「きものの世界」では当たり前ではなくなっている。これが問題なんですよねえ。
着付け教室にもいろいろあって、まさにそういうところも。着付け教室、苦手な方はそんな体験もしていらっしゃる。それを書きだすときりがないので、ここは無難に~~?(笑)
(楽に綺麗に着たい)、
お仕事としての着付けを教えるのとでは、
そりゃ、違って当たり前ですもの。
ただ、私は,着付け教室にも疑問を感じていて、
着付け小物の販売目的や、
展示会と称する,着物販売。
それを断ると,あからさまに講師の対応に変化が。
そういうことを経験して、ちょっと着物を嫌いになった時期もありました。
でも、今は楽しんでいます。
人のために着るのじゃなくて、自分のために着る着物ですから。