閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

タイムカプセル

2015-04-29 09:38:11 | 閃き
昨日の夕方、会社近くに住まわれる中学校時代の恩師から突然電話が入った

恩師の奥様は隣の市の病院勤めをされているが、隣の市の廃棄物処理場の担当者から連絡があり、タイムカプセルと思わしい容器を発見し、中を確認すると隣の市の中学校の物だと判ったので、間違って捨てられたのでは無いかと考えて連絡をしてきた

奥様は全く身に覚えが無い事だが、ご主人が教師だった事もあり断り切れずに持ち帰ってきて恩師に相談し、中を確認したところ私の名前があったので電話を掛けてきたと言う事だった

会社の近くなので、直ぐに出向いてお礼を言い容器を持ち帰った


中学校の卒業記念として、当時タイムカプセルが流行していた

開封する時期を決めていたのだが、ずるずると間延びして平成7年3月に同級会を開催してタイムカプセルを掘り起こした

その同級会には残念ながら出席出来なかったので詳細は判らない

手元に来た容器を見ると、卒業記念文集とタイムカプセルを開封した20年前の同級会の資料や名簿、集合写真などが入っていた

地元に住む同級生の中で、何かと言えば幹事を買って出る友人に連絡して報告がてら尋ねてみたが、当時の事(20年前)は覚えていなし何故容器が隣の市の廃棄物処理場へ捨てられたのか判らないという


ここで、もう一つのお噺し

数年前の事、卒業した小学校の校舎を建て直すとこになり小学校の卒業記念として残したモニュメントを取り壊す事になった

そのモニュメントには卒業生1人1人の名前を書いた大皿を嵌め込んであったのだが、何故かその皿が私の所にある

どなただったか忘れてしまったが、世の中に1枚しか無い皿なので廃棄するのは偲びないと私の名前を見つけてもって来て戴いていた

不思議な事に、小学校と中学校の卒業記念品が私の手元にある事になる


妻と一緒に卒業記念文集の私のページを見た

テーマは「卒業にあたって」という題で、主に入試や高校生活について書かれていた

自分で恥ずかしくなるほど、回りくどく理屈っぽいかき回しで、それでいて何を言いたいのかよく判らない文章は今も変わらないと涙を流しながら笑いこける妻をみて情けなくなった


不思議なご縁によって、昔の自分に会えた

まさにタイムカプセルであった




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする