閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

綱渡り

2016-07-19 08:37:09 | 閃き
帰国の日、早朝からゴルフ、食事、マッサージと束の間のタイの休日を味わった後は空港へ行き、予定通りの飛行機に乗れば今回の旅は終了する

マッサージ店をでて社長の自宅へ向かったのだが何故だか大渋滞に巻き込まれてしまった

慌てて迂回路へ回り社長の自宅へ着いたのは予定時間を少し回った頃だった

そこで、預けていたスーツケースを受け取り空港へ向かおうとしたのだが、奥様達は外出していた家には入れない

社長は合い鍵を持っていないので、携帯電話に連絡を入れてスペアキーのある場所まで運転手さんに取りに行って頂いた

その間に社長に自宅の案内をして頂いたのであるが、時間が気になって上の空である

合い鍵が届き、スーツケースに衣服を入れ、バッテリーを取り出して予備の袋へ移し、空港へ出発したのは予定より30分遅れていた

社長の話では空港までは1時間という

しかし、実際には1時間半ほどかかり、チェックインカウンターに到着した時は定刻の1時間前であった


タイ空港の手荷物検査場は新しくなっていた

最新式の装置が左右に並んでいるが、相当な人数である

焦る気持ちから、係員の女性に時間が無い事をつけると、大丈夫だからと受け付けて貰えなかった

上着から、靴まで脱いで検査を受けるが、手間は掛かるが何事も無ければスムーズに進む

なるべくトラブルの少なそうな列に並んだ

15分程で検査場を抜け、出国手続きへ向かう

ここでは一番端の列に並ぼうと、歩きながら決めていたのは、迷って期待外れになることを避けたかったのかも知れない


一番は死の列は割と順調に進んでいた

あと5人、先頭には東洋の女性、白人女性の次に南米の男性3人組みの後が私である

突然、そこに南米の男性3人組みがやってきて、フライト時間まで時間が無いから先に行かせてくれとやってきた

当然、並んでいた南米男性3人組は了承し、東洋の女性の前に割り込んだ

文句を言いたい気持ちを抑えて並び続けて15分、ようやく通過して搭乗ゲート到着したのは出発予定時刻の15分前であった

何とか間に合ったと胸を撫で下ろした