閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

禄と職

2016-08-02 07:36:13 | 閃き
以前この事について書いたかも知れないが、ご勘弁ください

禄とは武士の給与の事

職とは職業=役割である

諺に功ある者には禄を与え、能ある者には職を与えよ、とある

つまり仕事で功績がある者には給料で応えてやり、能力を持つ者には相応しい役職(仕事)を与えてやりなさいという意味である

簡単な様であるが、これが意外と出来ていないのが現実の社会なのである


功績=数字であれば判りやすいが、功績には数字で表す事が出来ないものもある

しかし功績があった事には違いが無いので、やはり給料で報いるのが正しい

それも、賞与の様な一時金であるほうが良い

目標売上げを達成した場合、数字であれば毎年達成すれば報いる事がでいるが、数字で無いものは連続して功績があると認めにくいものもあるためだ

この辺のさじ加減はあるが判りやすくて良い


能力の有るものには相応しい役職(仕事)を与えるというのも一件簡単そうである

項羽と劉邦で韓信という武人がいたが、韓信の能力を理解出来だけの器を持つ上司がいなかった為に閑職に甘んじていた

しかし蕭何の推挙によって劉邦は大将軍にまで任命し、多くの戦歴を飾ることが出来た


日本の武家社会を引きずる文化、風習というのか、どうしても功績をあげた人物=能力があると判断されることがある

正しくその通りである場合もあるが、適材適所であるかといえば別物と考えた方が良い

野球でいえば名選手が名監督では無いということである

名選手はチヤホヤされてやがて名誉=地位が欲しくなるが、能力に欠ければ直ぐに無能が露呈する

考えるべき点である