閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

後継者問題

2016-08-10 07:40:17 | 閃き
天皇がお気持ちを公開された

ご高齢にになり象徴天皇として体力的にも継続が懸念される事を鑑み、自らのご判断でこの様な形を取られたのだという

皇室の事は詳しくないが、天皇の公式、非公式のお仕事は我々の想像を遙かに超える忙しさである

天皇の体調が優れない場合の措置はあるのだろうが、天皇は象徴天皇として天皇の仕事を全うすることの意義について大切にしてこられたので、死なない限り交替できない今の制度について一石を投じられたのであろう


天皇は古くから力の象徴として日本に根付いたものである

第二次世界大戦を経て天皇に権限を与えず日本人の心の支えになる仕組みとして現行憲法が制定されている

昭和天皇の苦悩を身近に見てこられた今上天皇だからこそ、象徴天皇としての立場を大切にされてきたのだと思う

個人的な考えではあるが今上天皇のお考えの様に体調などを考慮して、しかるべき期間でその都度協議を行い、生前でも継承できる制度に改めた方が良いと思う

勿論、天皇が変われば元号も変える

この方法は一部の輩による政治利用や圧力なので心ならずとも行われる懸念があるのだが、それを公のものとした議論を行い公正に保つ工夫が必要になる

又、天皇継承基準についても観直す必要がある

性別、年齢なども考慮し、象徴天皇としての仕事を重要視すべきと考える

天皇は血族重視されてきた過去があるが、直系かどうかよりもその時々で相応しい(勿論血縁的にも)方にお願いする方が良いと思う


近所のうどん屋の親爺は、後継者がいないので夜の営業を止め、昼営業だけに切り替えたが、それでも開業できるのは残り僅かだと肩を落としている

一番辛いのは当の本人

うどん屋の親爺と天皇陛下を同じに考えるのは恐れ多いが、後継者問題は立場を問わずしても身の回りに溢れている

天皇の様に日本中に大きな影響力をお持ちなので、国民は真摯に受け止めて前向きに早期に対処しなければならないと思う