閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

母の悲しみ

2016-08-26 07:20:50 | 閃き
実力派女優の長男が起こした性的暴行事件について、妻は何時になく怒っていた

女手一つで一生懸命に育てた長男が自分の後ろ姿を見て俳優業を選んでくれた時にはどんなに嬉しかったのであろうか

折角、順調にスタートを切れたと喜んでいた矢先の事件に母の悲しみは大きいと妻も同情している

しかし、妻はたまたま見掛けたテレビのバラエティー番組で親子が共演した時、親バカ振りを感じていたらしく、ある意味自業自得だとも言う

親の子に対する愛情は悪いところを覆い尽くす程の力がある

それ故親バカと言われるのであるが、これは元々持っているものである

子が成長して社会に出た時には自らの責任で生きて行かねばならない為、親の愛情も時には仇になることもある

大物政治家だって60歳を過ぎ、大臣になる身分であっても親から毎月高額の小遣いを貰っていたと報じられたことがあったが、親にとっては子がどのような人間になったのかが問われてしまうものなのである


矛盾するような事を書いているので整理すれば

社会に出るまでは親の責任が重い

人間として社会で自らの力で生きて行けるだけの考え方や基礎を作ってやる義務がある

だが、一端社会に出たからには自らの力で生きて行く術を身につけ、新たな家庭を築き、子をもうけて今度は親として子に繋げて行くのである


片親だとか貧困だとかという状況は人それぞれで、それは理由にならない

家族だけが知っている環境の中で行って行く大切な行為なのである

そんなことを知らずに、自覚もしていない者が親になるから子に悲劇が起きる

まさか家の子に限ってと言う前に、今までどう接してきたのかを自ら反省すべきなのである


台風で増水するであろう河川敷に埋めて轢死させる行為を平気でやれてしまう子供達は、どうしてそんな大変な事を平気で行えたのか

子が起こす事件で母は悲しむのである
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする