閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

下町ロケット

2016-08-04 06:47:19 | 閃き
夢のようなオファーがあった

次世代の産業に欠かせない高度技術の一躍を当社に依頼されたのだ

その分野は明かせないが、状況はまるで下町ロケットである

小説では大手企業からの嫌がらせに耐え、特出した技術を駆使してロケットの燃料バルブを開発するのだが、当社の場合はちょっと違う

依頼に来社された担当者からは「まるで下町ロケットのようでしょ」と言われて気付いた


未だ、トップシークレットなのでこれを知るのは社長を含め僅か3名のみである

他の役員にも知らせない極秘プロジェクトであるが、正体を隠したままの私なら素直に喜びを述べることが出来るというもの

部長と共に今まで努力してきた技術が報われたと喜んだ


しかし、問題はこれからである

如何に要望に応えて供給する事が出来るかは今後に掛かっている

夢が夢で終わるのか、現実のものとして掴み取るのか、今後の努力次第である


少し長いプロジェクトになりそうなので、しっかり後継者作りもする様に言われて少々寂しくはあるが、基盤をしっかりとして渡そうと考えている

志を忘れずに良かったと実感した