閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

中が濁って見えない

2016-12-16 07:39:00 | 閃き
ロシアのプーチン大統領が山口県で安倍総理と会談している事に関して大きく報じている

安倍総理は父の時代からの交渉に目処を付けるべく交渉に当たっていると解説されている

歴史的背景から言えば当時のソ連による不当侵略であり、不当な実効支配であるというのは日本側の主張である

以前にも書いたが、ソ連としては対アメリカ戦略において不凍港がある極東地域は重要な戦略地点であった為に、不当だろうが何だろうが明け渡す訳にはいかなかった

それから70年余り経過する間に情勢は変化したが、北方諸島に産まれ育ったロシア人達も多く存在する

国の主権を誇示する為にはこういった住民感情もどうするのかという点は無視できない

それは中東でも起きている戦いと占領の繰り返しによるものと同じで、双方からこの場所は私の国という意識が強く現れている事を見れば理解出来る

詰まり、領土問題は長引けば長引くほど複雑になって解決が難しくなるという事である


安倍総理が全く新しい捉え方による領土返還への道を作ると言っているが、それはどのようなものになるのか?

日本もロシアも主権を主張すれば物別れになるに決まっている

一部には主権は日本に戻ってくるが、自由にロシア国民が居住できるあたらな仕組みを作り共同で管理する地域にするという話があるが、それも疑問がある

一番判りやすいのは線を引くことであると思う

だが、安倍首相は全く新しい形での共同統治を目指しているような口ぶり

混ぜ返したが中が濁って見えないようだ