閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

暦(こよみ)

2017-12-14 08:05:02 | 閃き
年末が近づいてくると来年の事が段々と気にかかるようになってくる

来年はどんな年になるだろう?できれば良い年にしたいと誰もが願うはず

そんな暦について考えた


遠い遠い昔、エジプトなのか何処なのか知らないが、おそらく文明と言われるものが少しは芽生え始めたころだろうか

ある一人の人間が気付くのである

1年に2度、太陽は同じ場所からか顔を出し、同じ場所に沈んでゆくことを

そのころには未だ1年という時間の概念さえも無いだろうから、兎に角、同じ事が繰り返されることを知るのだ

今では春分、秋分の日に太陽は真東から登り真西に沈むとわかっているが、この事実に気付いた事から始まるのである


おそらく、その後はその繰り返される間隔を知ろうとしたに違いない

しかし、天候が良ければ日の出や日の入りが確認できるが、天候が悪ければ見ることは出来ない

従って、気の遠くなるほどの時間をかけてそれが定期的に起こると突き止めることが出来たのだろう

勿論、我々はうるう年を知っているので、その間隔は正確には一定ではないと知っているが、当時の人たちにとってはそれが理解できるまでに更に多くの時間を費やしただろう


又、夜空の星の動きからも星が見える様子に周期があることに気付いたに違いない

このような気付きと気の遠くなるほどの観察によって導き出されたのが暦である

日本のような農耕民族は例えば春分の日から数えて何日目に種を撒く等に役立てたし、秋分の日から何日数えたらあの獣の群がやってくるなどと活用していただろう


来年の年回りは気に掛かるものだが、もののルーツに気を巡らせることも楽しいと見つけたり
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