閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

田舎のもてなし

2017-12-24 10:50:35 | 閃き
田舎の居酒屋で仲良くなった親父さんの1人は道の駅を経営する社長さんだった

得意先の担当者はすっかりその社長さんが気に入って、翌日の昼食はその道の駅へ行くと言い出した

仕方なく私もお付き合いすることになった


道の駅の名物はお蕎麦である

店員さんお薦めの天ざるを注文した


暫くして運ばれてきた天ざるを見て驚いた

山のような天ぷらが乗っている

兎に角天ぷら一つひとつが大きいのでメインの蕎麦が見劣りしてしまうほどである

店員さんに訊ねると、田舎は良い接客ができないので、その分量を多くして、もてなしの心とするという

とても食べきれない私は殆ど手を付けずにお持ち帰りさせて頂いた

道の駅の社長とも会うことができて、昨日の今日とは言え、少し恥ずかしそうにしていたのが印象的だった


お持ち帰りした山盛りの天ぷらは我が家の食卓に供されて、妻特製の天とじ丼に変わっていた

もったいないという気もするが、これもおもてなしなのだろう

蛇足であるが、最近インスタ映えする話題として、わざわざ超大盛りの店に行って注文し写真を撮って殆ど残して帰る客が増えているとか

話題の為に食べられないと判っている大盛りを注文して、殆ど残すなどは言語同断、もったいない事である

私が心配することは、おもてなしの気持ちで沢山供して頂く心を無視して、評判だけ聞きつけて注文し、残して帰る客が増えないかと言うことである

こんな客には来て欲しくない