カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

心洗れた中秋の名月

2020-10-02 12:37:03 | 日常あれこれ
 昨夜は、旧暦八月十五日で中秋の名月だった。

 月齢的には、今夜の方がより満月には近いが、どうしても名月は十五日の夜だと先人が決めたらしい。

 夕方からのウオーキングは、カメラ持参であるいた。

 
 (名月とススキ)

 月にススキは、お団子とウサギ並に必需品。

 名月の三種の神器なのである。

 堤防上の道路脇のススキ越しに月を写していたら、散歩中の人が数人止まってこちらと月を見比べている。

 道路を通ると、撮影の邪魔になると思い待っていてくれたのだ。

 「上手く写りましたか?」などと、声をかけて通り過ぎて行った。

 

 あの手この手で、写しまくるもあまりパッとしない。

 少し歩くと、ナイターをやっていて、照明が煌々と。

 近くの総合グラウンドも照明で目一杯明るくしてサッカーを。

 名月の夜のスポーツも、まあよしとしよう。

 
 (ナイターと名月)

 照明が入らない場所を求めてウロウロ。

 すると、経路途中の橋の上で、若者が集まってなにやら楽しそうに、川面を見ながら話している声が。

 よく見ると、竹を斜めにカットして筒にした物の中に、灯りをつけて楽しんでいた。

 何をやっているのかと訊ねたら、「折角の名月なので、小川沿いに竹灯りを点しながら月を眺めてみようと思いまして・・・」という話。

 
 (竹灯り)

 中々風流なことをいう若者達だった。

 いつものウオーキングの折り返し地点の総合グラウンドまで進んだが、ベストショットは望めなかったので引き返した。

 帰り道で、若者達のいた辺りまで来ると、竹灯りの設置場所を少し移動していて、小川に架かる小さな太鼓橋の上に灯りを点していた。

 「こっちに来て写真を写しませんか」と声をかけてくれた。

 カメラをぶら下げて歩いているので、声をかけてくれたらしい。

 
 (竹灯りと名月)

 10名近くの男女のグループだった。

 「こちらかだと良く写ります」と場所を空けてくれた。

 彼らの勧めに従った場所から、努めてローアングルに灯りと月を狙った。

 あまりカメラを下げると、竹筒の灯りが見えないし、かといって筒の中が写るようにすると月が写らない。

 太鼓橋の上の灯りと、川面の揺らぎそれに名月がセットで写るポイントが有ったかも知れないと、家に帰り着いてから思いついた。

 若者に礼を言って、立ち去ろうとするとき仲間の一人の女性が「おじさん、写した写真をちょっと見せて下さい」と近寄って来た。

 
 
 「ま、こんなとこかな」等と言いながら、月のどアップ写真と先ほどの竹灯りと月の写真を見せた。

 「すご~い!まんまる!」が、彼女のコメントだった。

 私的には、「おじさん」と呼ばれたことが驚きで、相方に言うと「おじいさんと呼ばれなかっただけ幸せよ」と一蹴された。

 ただ、こうした楽しい月見を思いつく若者がいることを知った。

 そして、思いついたことを仲間を募って実行してみるところがすごい。

 久々に清々しい心持ちになった。

 名月の夜は、老若男女を問わずなかなか良い人達に巡り会えるらしい。

 「名月も応援をする草野球」・・・・しろ猫

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コメント
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