今日は比較的早く起きた。
燃えるゴミを出す日なので、遅れるとちょっと拙いことになる
珍しく太陽が昇るところを撮すことが出来た。
▲(今日の日の出)
東の里山(朝来山)から太陽が出たばかり。
山の名前が朝来山というのがなかなかいい。
だだ手前の電線がやたら気になるが・・
暫くすると太陽もボンヤリしてきた。
▲(午前中の太陽)
この後雲はだんだんと薄くなって、太陽もやっと元気を取り戻した。
ただ真上にも電線が・・・
太陽はさておいて地上の方は、靄がかかっていて遠景は霞んでいる。
▲(日の出後の東の空)
普段はもっと鮮明に見える里山も霞んでいて、ハッキリ見えるのは手前の電線ばかり。
▲(南の空)
遠くの南の山々も霞んでいて、手前の電線ばかりがクローズアップされる。
▲(西の空)
早い話が、全天にわたって地上に近い方の遠景がぼやけている。
この現象は数日前から続いていて、夕方頃には比較的見えやすくなる。
▲(昨夕の空)
始めは朝霧のような現象かと思っていた。
黄砂がらみの春霞と同じ現象かとも思ったが、黄砂とは少し違っている。
昨日の夕方のニュースで、当地のPM2.5の量がやや多めになっているという話だった。
久し振りに聞くPM2.5という言葉。
一時期日本中が騒いだ事があったが、コロナの頃からかサッパリ話題にものぼらなくなった。
急に飛来することがなくなる訳はないので、ニュースの優先度が低下しただけの話だろう。
・・・・・・・
2階から見た空を撮していて気になったのが、どの写真にも電線やケーブルが派手に映り込んでいること。
三島由紀夫だったか、司馬遼太郎だったかは忘れたが、神風連に関するくだりで電信線の下を通る時は扇を頭上に翳したという一文があったような・・・
西洋の真似事ばかりの近代化に、国体の護持を旗印に熊本鎮台を襲った神風連の乱。
乱そのものよりも、頭上に扇を翳して通るシーンだけが印象に残っていて、つい思い出してしまった。
さて、現代でも・・・
この狭い道路の両側に我が物顔で走る電力線やケーブルは、確かに気がつけば異様。
▲(手前の電線が見えない場所から里山遠望)
里山には手前の集落をはじめ中腹から頂上付近にかけて高圧線が走っているのだが、幸い全て霞んで見えない。
2度の震度7で倒壊した家屋で狭くなった道路は緊急車両も通行できなかったが、両側の電柱・電線も異様だった。
数ヶ月して落ち着いた頃、彼方こちらから視察団が訪れたが、やたら上空を撮していた。
中には外国からも来ていて、この蜘蛛の巣のような電線が珍しいとやたらパチリパチリ。
PM2.5や、蜘蛛の巣の電線網などは近代化と表裏一体。
靄のかかった風景の話だけにモヤモヤした気分のまま本日これまで。
「初場所や里山の名のつく力士」・・・しろ猫
ガンバレ金峰山!霞むなよ・・