午前中は陽の射す時間もあったが、午後は雲ばかりになった。
一昨日は秋津川を下流へ歩いたので、今日は木山川を上流に歩いてみた。
(水溜まりに映った雲間の太陽)
朝方までの雨でアスファルトの上に大きな水溜まりが出来ていた。
水に映った雲間の太陽も、イマイチ迫力に乏しい。
午前中はそれなりに陽も射していたし、午後は回復に向かう予報だったので雲間からやっと覗く太陽には拍子抜け。
一昨日歩いた秋津川の、法定上流端と明記されている木山川からの取水口の堰を通る。
(秋津川への取水口の魚道)
木山川はこの堰によって、水量の一部を秋津川に流している。
法律的には、ここが秋津川の上流端ということらしい。
堰には魚道が設けられ、魚にも行動の自由が保証されている。
ただ、ここはダイサギやアオサギの餌場にもなっている。
更に上流へ歩く・・。
(里山と麓の集落)
里山の方向から、パアーンと銃声がした。
害獣駆除の狩猟の銃の音かと思ったが、次々と銃声が聞え始めた。
ざっと数えただけでも、20数発の音だった。
普通の狩猟の音の方向の広がりとも、音の間隔の短さとも違っていた。
この方向には自衛隊の演習場はあるが、遠いので銃声が聞えることはまずない。
ひょっとしたら、センサーか何かに反応して鹿や猪を追い払う音声かも知れない。
更に歩く・・。
(水害で流された護岸擁壁)
去年の大水害で、上流から護岸のために設置されたテトラポットのような部材が流されてきて堰に引っ掛かっていた。
辺りには、摩擦で角の取れたものが幾つも転がっていた。
里山の集落に近づいてみる。
(梅の花と椿の花)
梅と椿が仲良く咲いていた。
近くの竹林の中に鳥居がみえる。
(小さな祠)
簡単な鳥居と小さな祠があった。
町の教育委員会による説明板が設置されていた。
「妙見社」という神社だということだが、説明板はやたらと長かった。
要約すれば、祭神は「北辰妙見菩薩」で北斗七星に祈願して五穀豊穣を願う神社というのが一般的。
妙見信仰は、一般的には星信仰だが、県下では星と関係する祭りは少なく、むしろ水と深く関係しているとか。
水神として祀られ、水源・湧水点・用水路の取入口などに祀られることが多いとある。
ちなみに、社のある竹林北側は湿潤な感じて、過去には水が流れた形跡があった。
当地は自然信仰が盛んだったようで、町内に祠は無数にある。
相方と二人で、教育委員会が選定した33箇所巡りに挑戦し、あと6箇所で終わるというところで地震で中断。
祠などの再建を待っている間に、8年の歳月が流れてしまった。
再建を確認しつつ、残りを巡ってみようかとも思う。
「汗かいて学べぬことも多く有り」・・・しろ猫
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