今日は、恒例の5月の句会に参加した。
コロナに鑑み実行の可否について、事前に相談の電話があった。
右肩上がりに感染が拡大中なので、出来れば集まらず誌上句会が適当と答えておいた。
ただ期間が4日くらい前の話なので、誌上句会の徹底も難しいという話になった。
その後、何の話もなかったので、前日に実行の可否を問い合わせたら、予定通り決行するとのこと。
午後から、会場の市民会館に出かけた。
先ずは熊本城にご挨拶。
特別観覧の計画も延期になったし、広い城彩苑の駐車場も駐車範囲を狭めて入場者の混雑を避けていた。
何もかもが、予定通りには進まないようになっている。
行幸橋を渡って、お堀沿いに西側に続く遊歩道を歩くと、石碑が建っている。
明治九年神風連之変、陸軍少尉阪谷敬一戦死之跡と記されている。
裏に回ると、大正十二年十二月 野砲兵第六聯隊建立とあった。
三島由紀夫の「豊穣の海」第2巻「奔馬」では、神風連が登場する。
熊本の地名もかなり詳しく、細かいところまで出てくるので、相当に現地取材をしていることが窺えた。
NHK大河ドラマのも、維新前の混乱期を描いているが、神風連も西南戦争も当地は混乱の真っ直中。
句会まで少し時間があるので、あたりをブラブラしてみる。
国立病院機構のある辺りの石垣の上に、猫がいた。
岩合さんの「世界猫歩き」ではないが、遠目にも猫は直ぐ探し当てる。
なかなかどうして、いい面構えをした猫である。
加藤清正に退治された、虎よりもずっと凛々しい。
同じ猫科とも思えない。
などと感心していたら、時間が近づいたので市民会館に向かう。
イベントも、予約済みの小さな催しを除いて無くなっているので、人通りもまばら。
それに今日は、どうしたわけかやたら涼しすぎる、と言うか寒い。
仕舞っていたジャンパーを引っ張り出して着てしまった。
句会は、命知らずというか神風連の末裔というか、メンバーはいつもの顔ぶれ。
提出句6句中、3句を抜いてもらったので確率は50%。
そのうち1句は三才に取ってもらったので、私的には上出来の部類。
次回(6月)は選者にもノミネートされている。
コロナには静かにしてもらい、神風連句会にならぬようお願いしたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます