ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

ふたつの結論

2016-10-11 23:08:40 | 
仮に天分を存分にいただいたとしても

平凡や普通の前には頭を下げるしかない

それがこれまで生きてきた僕の結論


時を重ねるごとに

平凡や普通の内に秘められた高貴や偉大の力に圧倒され

憧れは募るばかり


それに比べて、天分とか天性という危うさ、脆さ、弱さ

毒性すら帯びているという疑念が強くなる

時を重ねるごとに


それでも僕は才能を愛するという、もうひとつの結論を出す

いつかは枯渇する儚さ


ひと時の美にちがいない

ひと時の眩しさにちがいない

よく分かっているつもり

それでも僕は抱きしめていたい




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