まだ外には出ないほうがいいよ、寒いから
君は優しく言った
僕はそれに甘えて、しばらく君の心の温かさの中にいた
秋の終わりの世界を君と歩く
落ち葉がふんだんに散りばめられ、アスファルトが見えない
こんなふうに何もかも上手に隠せたら良いのだけれど
君の疑わぬ笑顔が西日に晒されて輝く
僕はそれに応じず俯いた
行き止まりが近づいてくる
君にはそれが見えていない
見えてくる頃には僕はもういない
君は優しく言った
僕はそれに甘えて、しばらく君の心の温かさの中にいた
秋の終わりの世界を君と歩く
落ち葉がふんだんに散りばめられ、アスファルトが見えない
こんなふうに何もかも上手に隠せたら良いのだけれど
君の疑わぬ笑顔が西日に晒されて輝く
僕はそれに応じず俯いた
行き止まりが近づいてくる
君にはそれが見えていない
見えてくる頃には僕はもういない