昨日、棋王戦予選、藤井聡太七段ー今泉健司四段の対局が行われ、藤井七段が173手の超手数の末、今泉四段を下しました。
14歳でプロ入り以来、スター街道を順調に進む藤井七段と、おそらく史上最年長でのプロ入りと思われますが、紆余曲折の末、ついにプロ入りを果たした苦労人の今泉四段という対照的な二人の戦いは、難解な中盤を経て、じわじわと藤井七段が差を広げ勝利をものにしました。やはり藤井君は振り飛車党にやや苦手意識があるのかもしれません。それでも勝ってしまうところが怪童たるゆえんです。
これで10連勝。ついに勝率も定位置といっていい8割に乗せました。今期はこれまでと比べれば、勝率も低めで、さすがに3年連続8割は難しいと思っていたのですが。対戦相手のレベルも王将リーグなど高くなっていますが、それだけにこの勝率は驚異的です。しかも、まだ17歳ですからね。天才であることは証明されていますが、大天才か、神武以来かまだまだ底が知れません。
今年は実力的にもタイトル挑戦、獲得の機は熟したように見えます。挑戦はともかく、獲得は最年少で達成してほしいですね。そのためには豊島竜王・名人、渡辺三冠、永瀬二冠の3強を乗り越えなければなりません。さすがの藤井君も彼らにタイトル戦で勝てるかは微妙なところだと思います。しかし、不世出の棋士になるためには、必ず乗り越えなければならない関門です。藤井君にとっての金メダルは名人でしょうが、それには少なくともまだ数年かかります。まずはメダルの獲得を達成してもらいたいです。藤井君にとって飛翔の1年になることを願っています。
14歳でプロ入り以来、スター街道を順調に進む藤井七段と、おそらく史上最年長でのプロ入りと思われますが、紆余曲折の末、ついにプロ入りを果たした苦労人の今泉四段という対照的な二人の戦いは、難解な中盤を経て、じわじわと藤井七段が差を広げ勝利をものにしました。やはり藤井君は振り飛車党にやや苦手意識があるのかもしれません。それでも勝ってしまうところが怪童たるゆえんです。
これで10連勝。ついに勝率も定位置といっていい8割に乗せました。今期はこれまでと比べれば、勝率も低めで、さすがに3年連続8割は難しいと思っていたのですが。対戦相手のレベルも王将リーグなど高くなっていますが、それだけにこの勝率は驚異的です。しかも、まだ17歳ですからね。天才であることは証明されていますが、大天才か、神武以来かまだまだ底が知れません。
今年は実力的にもタイトル挑戦、獲得の機は熟したように見えます。挑戦はともかく、獲得は最年少で達成してほしいですね。そのためには豊島竜王・名人、渡辺三冠、永瀬二冠の3強を乗り越えなければなりません。さすがの藤井君も彼らにタイトル戦で勝てるかは微妙なところだと思います。しかし、不世出の棋士になるためには、必ず乗り越えなければならない関門です。藤井君にとっての金メダルは名人でしょうが、それには少なくともまだ数年かかります。まずはメダルの獲得を達成してもらいたいです。藤井君にとって飛翔の1年になることを願っています。