出来るだけ嘘は無いように
どんな時も優しくあれるように
人が痛みを感じた時は
自分の事のように思えるように
正しさを別の正しさで
失くす悲しみにも出会うけれど
水平線が光る朝に
あなたの希望が崩れ落ちて
風に飛ばされる欠片に誰かが綺麗と呟いてる
悲しい声で歌いながら
いつしか海に流れ着いて
光って
あなたはそれを見るでしょう
作詞は清水依与吏。バックナンバーはミスチルを手がけた小林武史氏がプロデュースしたバントだからか、最初から耳に馴染みました。
歌詞で印象的なのは「水平線」ですかね。
僕がよく見る動画は少女が主人公で、その辺りの世代に向けて書いているのだと思いますが、すでにそこを通りすぎた人にも、共感できる歌詞です。
最初は道徳の教科書のような始まりですけど、ここが大事なつかみになっています。
そして「水平線が光る朝にあなたの希望が崩れ落ちて…」と続いていきます。確かに人の悲しみって他人から見ると美しかったりするんですよ。でも、人間って愚かなもので人の痛みが理解できない。
確かにそれが普通の人間だけれども、「君はそうならないでね」というメッセージが込められています。それが冒頭の部分の「出来るだけ嘘は無いように…」という道徳の教科書的なところです。これは祈りであり願いです。
何も意味を考えずに歌詞を眺めていても美しい。バックナンバー、いいですね。