新年早々、新型コロナウィルスに感染してしまいました。発熱から4日程は39度近い熱があったのですが、現在は解熱剤を使わなくとも、ほぼ平熱に戻っています。あとは喉の調子がまだですが、すでに発症して一週間以上が立ちますから、そろそろ今年もスタートといきたいところです。
先日、いよいよ王将戦が開幕しました。先手の藤井王将に対し、挑戦者の羽生九段は一手損角換わりという戦法を用意してきました。文字通り一手損しながら角を交換するのですが、羽生九段は引き出しが多いので、これまでとは、また別の楽しみもあります。
1日目の終わりから2日目の始め、つまり封じ手辺りではソフト的にもほぼ互角で、羽生さんの作戦は一応、成功したのだと思います。しかし、そこからが藤井王将の強さでした。桂馬の使い方が見事でした。
終わって見れば危なげない勝利でした。
敗れた羽生九段の感触としはどうなのか、これは羽生さんのみが知るところで、それよりも、感想戦をいきいきと楽しんでいるような様子は昔から変わらないのが羽生さんのすごいところです。
その探求心の強さは相手が30才以上年下の藤井君相手でも変わらない。年齢などその時は忘れてしまうんでしょうね。第2局以降も楽しみです。