ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

角砂糖ひとつ

2023-06-23 11:28:58 | 

角砂糖をコーヒーカップに落としたら

白い立体の姿は二度と見られない

コーヒーを飲み

その甘さに角砂糖の姿を思い浮かべるしかない

 

透明なシュガーケースにいくつもの角砂糖

しかし、それらは似て非なるもの

たとえ刹那であっても

甘い生活と錯覚させてくれた君

 

今は角砂糖の姿さえ目にしなくなった

ただただ君の白さと立体と甘さが

少し記憶に残るだけ

 

コメント
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