あんなに悲しいことがあったのに
あなたはいつも笑みを絶やさない
凄い人だよ、あなたは
時折、垣間見せる憂いに
あなたの雨は降り続いていることを知る
僕はあなたに声のない喝采を送る
あんなに辛い思いをしているのに
あなたは歯を食いしばって耐え
常に前を向いて生きている
凄い人だよ、あなたは
酷暑の上り坂を汗まみれで歩むあなたを見る
僕はあなたに手を使わずに拍手を送る
7月7日
僕はあなたたちに
小さな奇跡が起きることを願う
あんなに悲しいことがあったのに
あなたはいつも笑みを絶やさない
凄い人だよ、あなたは
時折、垣間見せる憂いに
あなたの雨は降り続いていることを知る
僕はあなたに声のない喝采を送る
あんなに辛い思いをしているのに
あなたは歯を食いしばって耐え
常に前を向いて生きている
凄い人だよ、あなたは
酷暑の上り坂を汗まみれで歩むあなたを見る
僕はあなたに手を使わずに拍手を送る
7月7日
僕はあなたたちに
小さな奇跡が起きることを願う
昨日は令和を代表する怪物、大谷翔平・藤井聡太がそれぞれ結果を残しました。
1勝1敗で迎えた棋聖戦第3局は藤井聡太棋聖が佐々木大地七段を下し、2勝1敗として防衛に王手をかけました。
少し以外な場面での投了となりました。まだ藤井棋聖はほとんど攻めていなかったのですが、佐々木七段の攻めが繋がらなくなり、30分後には藤井さんに一方的に攻められる未来が見えたのでしょう。
藤井棋聖にとって、この1勝は大きいです。佐々木七段は先手番に滅法強く、第4局は藤井苦戦が予想されましたから。それにしても藤井さんは受け(守り)が強い。棋風としてはバランス型ですが、どちらかといえば守りに重点を置いているように見えます。
受けに回れば大山十五世名人、攻めに回れば谷川十七世名人を彷彿とさせます。改めて藤井聡太は大名人の器と感じます。
大谷翔平にとって6月の打撃は、これまでにないものでした。特にホームラン15本は、さらなる高みに到達したのではないかと思える圧倒的なパフォーマンスでした。そして7月に入り、昨日の31号。構えをややオープンスタンスにして、バットのグリップの位置を少し下げました。それだけでも随分、自然体に見えるものですね。
個人的には7月末に37、8本打っていてくれれば上出来だと思います。2カ月続けて打ちまくるのは至難です。しかし、仮に7月を終えて40本を超えていた場合は、60本という巨大な数字が視界に入ります。そうした意味でも大谷の7月の打撃に注目です。
また投手としても、出来れば7月中に10勝に到達したいところですが、全てはうまくいかないでしょう。
このペースで行けば2年振りのMVPも間違いないところですが、二刀流による疲労、ケガに加え、最大の敵はトレードです。ナショナルリーグにトレードされたら元も子もありません。少なくとも今季が終わるまではエンゼルスでプレーしてもらいたいところです。
キャンパスの並木道
学生たちの若い声色に包まれながら
彼はベンチに腰掛け、遠くを見ていた
人に上り目線と下り目線があるならば
彼は下りを向いていた
学生時代の恩師が余命幾ばくもないと聞き
彼は地元に戻り、恩師の自宅を訪れた
最近、病院から移されたらしい
大きかった体は枯れ木のようだった
すでに点滴も受け付けない状態だが
わずかに意識はあった
「世話になったな」
小さな声で恩師は言った
「はい」と彼は短く応じた
そのやり取りは、20年前の出欠確認に少しだけ似ていた
本当は聞いてみたい事があった
「先生は幸せでしたか?」と
学生の頃、幸福は漠然としていた
しかし、根拠なき未来への自信はあった
今はそれが具体化され
大学教授になり、新しい家族にも恵まれた
それなのに幸福感が足りない
イコールにならない
「先生、これは難問です。簡単なようで難しく、難しいようで簡単な気はするのですが」
彼は足早に大講義室へ向かった