「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

花といえば

2013年11月30日 |   中3 
今日は中3クラスの国語で教科書に取り上げられている和歌を学習しました。

その中の1首、古今和歌集から、紀貫之の
「人はいさ 心も知らず ふるさとは ぞ昔の 香に匂ひける」
に関する問題で
とは何の花か、漢字1字で書きなさい。」というのがありました。

定期テストによく出題される定番の問題だし、間違える生徒も多いので
生徒が答えを書く前に
「『花見』といえば桜の花。で・す・がー、答えは桜ではありません。」とひと言。
すると、「えーっ!もう書いちゃった!違うのー?」とパニックに陥った少年が1人。

ヒントとして
「桜よりも前に花が咲きます。」と言ったら「椿!!」と大きな声で返答が。
なかなか良いところを突いてくるね。

「椿よりは後かなあ~。春の初めに咲く花で…」と言っている途中で「つぼみ!!
それ、花の名前じゃないでしょ。それに漢字書ける?

「香りが良くて…」と続きを言いかけたら「バラか!?
漢字1字じゃ書けないでしょ。

まるで早押し問題のように、ちょっとヒントを言うとすぐ答えが返ってきたのですが
どんどん正解から離れていくという…。

正解は「梅」
正解を言ったときの生徒の反応が今ひとつだったのは
この辺りでは梅も桜も同じ時期に咲いちゃうから印象が薄いせいかな。