「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

ツバメが低く飛ぶと

2015年05月18日 |   中3 
今日は暖かくなったからなのか雨が降り始める直前だったからか
けっこう虫が飛んでいたみたいで、教室に小さい蛾が入ってきて一騒動ありました。
中3クラスに、どんな小さい虫でも、見つけたら飛び上がって逃げまわる男子がいるのです。
他の生徒が面白がって、虫なんていないのに指を差して「あ!」と言うだけで過剰反応し
教室内を走り回るものだから、だいぶ汗だく+肩で息をしていました。
運動部で毎日鍛えている生徒なんですけどねー。

1コマ目の私の授業では、いちいち騒いで「殺虫剤持ってきて!」とか
「はやく叩き殺して!!」と要求。
私がなかなか取り合わないものだから、業を煮やして事務室に訴えに行ったようで
戻ってきた彼の手には1本の虫取りアミが…。 「捕って(外に)出せ」と指示されたらしい。
虫に近づけないどころか見るのもダメなのに、捕獲できるわけないんだがなあ。
本人もそれに気づいて「オレにはムリだ!誰か~。」と助けを求めていました。
結局、私がいらぬ殺生をするハメになったのですが。

そのあとも、「まだいる!ような気がする!!」と騒ぎ続け
彼のテキストは半分くらい白紙状態。
2コマ目はボスの授業だったので、感情のまま騒ぐこともできず
常に上空を警戒しつつ半ベソ状態だったそうです。

1センチにも満たない羽虫のいったい何がそんなに怖いのか…。
刺すわけでも、かぶれるわけでもないのに。
と、聞いてみたら「もしかしたらスゴイ毒をもっているかもしれないし、
腕をスッとかすめたら血がサーッと出るかもしれないでしょ。」と言っていました。
すごい想像力だな。 映画とかゲームの影響?

女子がかなり引いていたけど、そっちの方が君(の将来)にとって致命的な気がするわ…。