「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

意味はあります

2015年05月20日 |   中1 
どの学年もこの時期の数学は計算が中心。
そこで、手が空いていると、丸付け要員として、あちこちのクラスにかり出されます。
今日は1コマ目が空いていたので、ボスが授業をしている中1クラスへ丸付けに行ってきました。

素直に黙々と練習問題を解く生徒が多い中
最前列の女子2名が私語をしていて集中力に欠けている様子。
そのうえ、ボスに向かって「こんな計算問題いっぱいやって意味あるんですかー?」と暴言。
これだけなら「計算嫌いの女子が、仕方ないな~」で済んだのですが
その後、「勉強なんて、できてもできなくても別によくないですか?」などと言い出し
それに対して勉強の意義を例を挙げながら諭していたボスに向かって
「高校なんて、どこでもいいし。」と言い放ったものだから
「どこでもいいなら、ウチの塾に来る意味ないですよ。
とボスが切れました。
「だったら来るな!」という言葉が喉元まで出かかったのを、こらえたんだろうなあ…
というのが長いつきあいなのでわかります。
生徒の方は切れてたことに気づいてなさそうでしたけど。

そこでとりあえずこの話は終わったのですが
2コマ目の英語の授業で、再び「英語なんて勉強しても意味ないし。(独り言)」ときた。
オリンピックもあるんだし、新幹線に乗って外国人がじゃんじゃん来るかもよー。
ネットを利用してて、うっかり外国人とつながっちゃうこともあるかもしれないしー。
と言ったら少し黙り、今度は別の生徒が
「でも、社会の歴史とかは勉強する意味ないと思う。」と言い出したから
そんなこと言って歴史をきちんと勉強しないと、周りの国の人から
いろいろ言われても言い返せないでしょー。
と言ったら、他の生徒たちが最近話題になっている隣国との問題など話し出し
教室内が騒がしくなりました。

言い出しっぺの生徒は話題に付いていけなくなったのか、今度は
「テストなんてやっても意味ないと思うー。」とつぶやいていました。
まあ、そういう年頃なんでしょうな。

ちなみに、ボスは休憩時間に「あーいうオンナ嫌い!」とカッカしてました。
これはこれで大人げない。