白雲去来

蜷川正大の日々是口実

泉水博氏の慟哭が・・・。

2009-05-28 18:01:39 | インポート

五月二十六日(月)曇り。

 朝食の後に事務所へ。様々な手紙の中に、鈴木邦男さんからのものがあった。鈴木さんからの手紙を解読するのは大変な作業で、いつも愚妻と、ああではないか、いやこうではないかと、大体、全て判読するのに三十分以上かかる。石原慎太郎さんもやはり難解だったが、何といっても、一番読めなかったのは、亡くなった見沢知廉氏だった。原稿を貰っても、三分の一も読めれば良い方で、結局は校正を読み合わせで行った。頭の良いことと字の綺麗さとは正比例しないものだと、つくづく感じてしまう。

 鈴木さんからの手紙には、意外なことが書かれていた。それは、日本赤軍がハイジャックをして、逮捕されていた仲間を奪還した際に、一緒に、釈放されたのが一刑事犯だった泉水博氏である。泉水氏はその後フィリピンで逮捕され日本に逆送された。そして岐阜刑務所に服役中の泉水氏と鈴木さんは面会をしてきたと書いてあった。

 泉水氏のことは、野村先生が「友よ山河を亡ぼすなかれ」の中に「君に泉水博の慟哭が聞こえるか」に詳しい。泉水氏の話では、野村先生の本が読みたいとのこと。来週早々に手紙を書いてみるつもりでいる。

 夜は、近くの魚屋で「メシ゜まぐろ」を買って一杯やったが、残念ながら失格だった。ニュースは北朝鮮の核実験で大騒ぎである。アホなキャスターが「日本も毅然とした態度で臨まなければ」と言っていたが、「毅然とした態度とは」、「これ以上核実験を繰り返したならば、先制攻撃をするぞ」と、毅然と抗議することではないか。それが不可能ならば、アメリカに頼る以外に道はない。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする