九月十二日(月)晴れ。
起きたのは九時半。月曜日なのに子供達が家にいる。ん?と思ったら、土曜日に授業参観があって学校に行ったために今日が代休となったらしい。
昨夜飲みすぎたためか、少々胃が痛い。最近は、チョット飲むと胃の調子が悪い。今月の下旬には、胃カメラの検査に行こうと思っている。
午後から、事務所で資料の整理、と言えば聞こえが良いが、雑然とした机の上や、機関誌の作製のために持って行ったままになっている写真などの片づけをした。これが中々手ごわくて何時までたっても片付かない。三時に諦めて、子供を連れて歯医者に行く。
夜は、社友で新潟在住の山田喜一さんから、送って頂いたジンギスカンの味噌漬けを皆で食べたが、まったくクセがなく、とても美味しかった。しかし、調子が悪く、ビール一本だけで止めた。
今日は、中秋とやら。本来は、観月の宴でも行なうのだろうが、連日の酒は控えなければならない。明日も、恒例の蜷川会がある。
中国は北宋時代の詩人、蘇軾に私の好きな「中秋の月」という詩がある。
中秋の月
暮雲 収め尽くして清寒溢れ
銀漢 声無く 玉盤を転ず
此の生 此の夜 長くは好からず
明月 明年 何れ(いずれ)の処にて看ん
(訳)
日暮れ時、雲はすっかり無くなり、心地よい涼風が吹いている。
銀河には音も無く玉の盆のような月があらわれた。こんな楽しい人生、楽しい夜、しかし永遠に続くものでは無い。
来月は、来年は、どこでこの中秋の月を見ているだろう。
人生の無常観を感じずにはいられない。