白雲去来

蜷川正大の日々是口実

良いことが四つも重なった、最高の日だった。

2011-09-17 15:40:12 | インポート

九月十六日(金)晴れのち雨。

 今日は、何と言うラッキーな一日なのだろうか。良いことが四つも重なった。こんな僥倖は希である。昼間に、思いがけず友人から連絡があり。昼食を共にした。車だったので、飲めなかったのが残念だが、言葉の通じ合う人との食事の時間ほど楽しいことはない。

 サリーからメールが入り、朝日新聞の横浜版に、作家の山崎洋子さんが連載している六十年代のヨコハマのシーンに、先日、取材を受けた、サリーとジュンコちゃんが出ている。ネットでも見れるとのことなので、早速、その記事を読んだ。「青春の輝き今も」という記事は、別項で掲載させて頂きます。とりあえず朝日新聞に掲載された、お二人の写真をアップします。

Photo_2 ※朝日新聞の横浜版に掲載されたお二人の写真。場所は関内の「サリーズ・バー」。

 嬉しいことの三つ目は、私のこのブログに、「いつも楽しく拝見させていただいてます。お酒をこよなく愛されている貴兄に美味い美味い酒をお送りしたいのですが、どちらへ配送すればよろしいでしょうか。ちなみに私は20年ほど前に野村先生に大変、大変お世話になったものです」。という書き込みがあった。

 本当であれば、ハンドルネームでの書き込みに対しては、返事をしないのだが、文章の中に感じ良さがあり、何といっても野村先生を知る人である。会社の住所を送ったところ、何と、日本酒、焼酎、ウイスキーの三本セツトと、高級そうな生ハムとイタリアンサラミが届いた。早速、送られてきた住所にお礼の手紙を書いて送った。しかし、苗字だけしか書いてなく、その苗字の方に記憶がない。手紙の追伸として、「差し支えなければ、お名前を教えて下さい」と書いた。その方と、今日の夜、お世話になったいる方に連れて行って貰った、六本木のショーパブで、バッタリと会ったのである。

 私は、そのお店に行くのは、初めての事で、当初、その方に声を掛けられたときには、一瞬ポカンとしてしまった。こんな偶然が世の中にあるのだろうか。お顔をみれば、二十年も前に、幾度かお会いしたことがあることを思い出した。お互いに連れがあるので、この時は、ご挨拶だけして別れたが、この奇遇の再会の興奮が中々冷めやらなかった。

 私は、世の中に「偶然」はないと思っている。偶然だと思っていることは、実は「必然」なのだと・・・。私は、こういった出会いを良く経験する。旅先でも知っている人と会う確立が高い。釜山の雑踏の中でも、いきなり「蜷川さん」と声を掛けらたり、ソウルでもそうだった。香港やタイでもこういったことが幾度かあった。そういえば、野村先生は、私よりももっと「引き」が強い人だった。ヴェネツアの鄙びたレストランに入ると、そこに内田裕也さんがいたり・・・。これも偶然ではなく、必然のなせる業と信じている。

 最後の、ラッキーな出来事は、前述した、お世話になっている方に、夫婦で、お食事にご招待された。お店は赤坂の有名なローストビーフのお店「ロウリーズ」。以前テレビで見たことがあるが、入るのは初めてである。一歩店に入ると、高級レストランという雰囲気が感じられ、従業員のマナーは洗練されている。百三十席もある店内は、何と満席である。

 サラダや、ローストビーフを出す時のパフォーマンスも素晴らしい。また連れて行っていただいた方が、そのお店でいかに大事にされているかが感じられ。料理の味に加えて「人間味」を堪能した。

 本当は、その方の奥さんも同席の予定だったのだが、只今妊娠五ヶ月目。つわりがひどいので、残念ながら今日は欠席となった。

Img685 ※ロウリーズ。

 その後、行った六本木のショーパブ「STAR」で、前述の出合いがあったのである。最近は、友人や読者、社友のご支援に感謝する日々である。たとえ貧乏していても、友人や社友という最高の宝に恵まれていることを実感している。

Photo_3※六本木STARに出演している皆さん。最高でした。また行ってみたい。


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昔の恋人、というレストラン。

2011-09-17 14:22:02 | インポート

九月十五日(木)晴れ。

 連日厳しい残暑が続いている。それでも朝晩は涼しくて、秋を感じさせる。秋から冬へと移るよりも、夏から秋に向う、今の季節感が好きだ。先日も、日本大通りにある、オープンエアのコーヒー店で、黄昏時にお茶をした。イチョウの木からの木漏れ日の中で、のんびりと本を読んでいると、時の経つのを忘れる。

 私が、お茶をした場所のすぐ近くに、ドイツレストランのアルテリーベという店がある。以前は、大通り沿いにあったが、区画整理で今の場所に移った。移転したことを長い間知らずに、閉店したとばかりに思っていた。何かのきっかけで、リニューアルしたそのお店の存在を知ったときには、何か昔の恋人の消息を知ったような気持ちになった。

 上の子供の誕生日が近かったので、予約を入れて、家族でそのお店を訪れた。二十年ぶりの事だった。

 幾種類かのソーセージ、私の好きな赤キャベツのザワークラウト、そしてアイスバインなどをドイツビールで楽しむ。もちろんワインも様々な種類がある。コース料理も良いが、私はアラカルト派だ。以前の店は、もっとアットホームで、タルタルステーキが美味しかったが、今はメニューから消えていた。バンドが入っていてリクエストにも応じてくれる。野村先生にも紹介し、先生もお気に入りの店だった。

 お店の雰囲気は、すっかり変わり、従業員も知っている顔の人がいなかった。まるで別の店のようだったが、行かずにいた二十年の距離がアット言う間に縮まり、様々な出来事が、走馬灯のように甦ってきた。もちろん家族の前では話せないような若い頃の思い出ばかりだが、たまにはこんな夜もいいと思った。ちなみに店の名前のアルテリーベとは、「昔の恋人」という意味。

Photo ※アルテリーベの外観。昼間は、店の前のいちょうの木の下にオープンカフェが出る。

 夜は、みなとみらいのスーパーにいったら、久し振りに、良いカツオが入っていた。腹の部分を二つ買い求め、いそいそと家に戻った。茗荷と長ネギをスライスして、ポン酢で楽しんだ。安上がりな、いい夜だった。

 


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レタスがレタス様になった。

2011-09-17 13:38:05 | インポート

九月十四日(水)晴れ。

 夕食は体のことを考えて、なるべく野菜中心の食生活を送っている。玉ネギのスライス、カイワレ大根、キャベツの千切り、レタスなどをミックスして、ノンオイルのドレッシングをかけて食べている。後は、冷奴に刺身か焼き魚、というのが最近の夕食の定番となっている。

 その夕食の為にレタスを買いに行ったら、何と一個五百円もする。つい最近までは百二、三十円だった物がだ。何でも天候不良による結果らしいが、レタスが、一個五百円では、そう簡単に毎日食べるというわけには行かない。

 レタスには、私流の美味しい食べ方がある。それは、お湯を沸かした中にレタスを入れて、さっと茹でる。このときのコツは、沸騰したお湯にサラダオイルを三四滴入れる。こうするとお湯の沸騰点が上がって、より高い温度で茹でることが出来る。そのボイルしたレタスに、醤油、ゴマ油、お酢、そして家にあれば紹興酒を少々入れたものをかけて食べる。醤油とごま油などの配合は、個人の好み。これが結構いける。そしてヘルシーだし、酒のつまみにもなるので、一度おためしあれ。

 しかし、考えて見れば、酒を飲むときには、五千円ぐらいパッと支払うのに、レタスの五百円で、ためらっている。セコイと言われても仕方がない。酒を飲むときの金は惜しまないのに、もしスーパーに、五千円のマグロや、牛肉があっても、ヒェーっと驚き、誰がこんな高いものを買うのかと、羨ましく思いつつ、まず買わないだろう。悲しい貧乏人の性かもしれない。

 夜は、ダウンロードした、懐かしいアートブレーキーの「危険な関係のブルース」を聞きながら軽く飲んで寝た。


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