白雲去来

蜷川正大の日々是口実

寂しいよ鄭さん。

2013-01-07 15:08:08 | インポート

一月七日(月)晴れ。

 私の携帯は、夜十時から朝の八時までは自動的に繋がらないようになっている。朝の八時になると電源が入って、昨夜の夜遅いメールや電話の着信が分かるようになる。今朝も、八時に、着信の知らせがあって確認すると、古い友人で後輩のY氏からの着信。こんなに朝早くに電話などしてくることがなく、嫌な予感と共に彼にすぐ電話を入れると、横浜の先輩でもあり、飲み友達でもあり、公私共にお世話になっている鄭 惠淋さんが今朝早く、病院で亡くなられたとの知らせ。

 

突然のことに、しばし呆然となる。鄭さんを紹介して頂いたのは、電話を頂いたY氏で、山下町にある「ラッキーの店」だった。もう五年ほど前のことだ。歳は私よりも一回り以上離れていたが、Y氏やサリーという共通の友人がいたせいもあり、仲よくさせて頂いた。お祭りが好きで、サリーの招待で良くご一緒させて頂き、昨年末の私の忘年会にも出席をして頂いた。

 

とてもお歳を感じさせないダンディーな方で、お酒も強く、十二時を過ぎてラッキーの店に行くと、ほとんど一緒になった。年末も、友人らとラッキーの店で飲んでいたら、元ゴールデンカップスのエディ蕃氏と一緒にひょっこり入ってきて、古き良き横浜の話で盛り上がった。

 

また鄭さんは、横浜市が平成8年度から行っている事業の一つでもある、市民の生活・文化に寄与する優れた技能職者の「横浜マイスター」の調理師部門の一人に選ばれており、神奈川県中日調理師会の会長も務めていた。横浜マイスター名鑑に登録されている鄭さんの経歴を紹介してみたい。

 

横浜マイスター名鑑 平成十八年度選定 第十一期 調理人(中国料理)/中区 <o:p></o:p>

 鄭 恵淋 (てい けいりん)<o:p></o:p>

 中国料理の中でも多様な食材、調理方法を用いた特徴を持つ広東料理を得意としています。横浜中華街に生まれ、祖父、父を継いでこの道に入りました。早くから食と健康に注目し、いわゆる医食同源の考えを実践しています。一般の方を対象とした料理講習会を頻繁に開催するかたわら、若手調理師を対象とした研修会では、技能のみならず、接客や経営等マネジメントについての指導も行っています。<o:p></o:p>

 【職歴】<o:p></o:p>

 昭和三十一年「同發別館」マネージャー兼調理部

  昭和五十二年 東京芝「留園」調理部<o:p></o:p>

 昭和五十三年 東京「中国飯店」調理部<o:p></o:p>

 昭和五十四年「同發新館」副支配人兼調理主任<o:p></o:p>

 昭和五十七年 東京青山「桃源閣」料理長<o:p></o:p>

 昭和六十二年「大海飯店」調理部指導・監督<o:p></o:p>

 平成五年 横浜ロイヤルパークホテル「皇苑」総料理長<o:p></o:p>

 平成九年「香港ガーデン(株)」専務取締役兼総料理長<o:p></o:p>

 平成十九年 横浜ロイヤルパークホテル「皇苑」<o:p></o:p>

 【下積みの頃】<o:p></o:p>

 中華街で生まれ育ち、広東料理界を代表する調理人の一人となった鄭さんは、「学校卒業当時は、就職難の時代だったため、友人とも相談して、親と同じ中華の調理の道に入りました。下積み時代は、どんぶり洗いなどの細かい仕事で、包丁を持てるようになるのはずっとあとのこと。毎日がわからないことばかりの連続でした。最初に包丁を持てた時は、嬉しかったですね。ようやく洗いものから開放されるという気持ちもありました。これまで、親方から教えられた広東料理の味を忠実に守ることを信条としてやってきました」と振り返ります。<o:p></o:p>

 【今後は、横浜で】<o:p></o:p>

 鄭さんは、職場を横浜に移されたのを機に、今後は、マイスター活動や施設への訪問・中華街地区の街づくり等のボランティア活動について、今まで以上に 活発な取組みを計画されています。

 

更に、鄭さんは 伊藤ハムの要請で、鄭恵淋氏監修の「巨匠の彩 ムースーロー」と「同 海鮮あんかけ炒飯」を初めとする中華惣菜シリーズを発表している。

20070312_itothumb1※鄭さんの写真が載っている伊藤ハムの「ムースーロー」。


鄭さんとの思い出は尽きないが、余りにも突然のことなので、気持ちの整理が出来ずにいる。寂しいよ鄭さん。

23948_387386518008751_1358302019_n1※昨年末、サリーズバーの忘年会にて。友人の山本氏も一緒に。

Photo_2※昨年五月。大雄山のお祭りに行く途中の小田原の駅で。


Photo

 

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コメント (1)
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Wヘッダー。

2013-01-07 11:35:52 | インポート

一月六日(日)晴れ。

午前中に、里帰りしていたヒデちゃんがお土産を持って来訪。創業明治三年の五勝手屋の羊羹。カメちゃんとアコチャンに電話して愚妻共々藤棚の「愛福楼」にて昼食。昼間から、紹興酒を二本も空けてしまった。中華街の好きな店以外では、この「愛福楼」が好きだ。以前は、曙町に美味しい店があったが、残念ながら閉店してしまった。今日は、揚げ牡蠣のオイスター炒めが絶品だった。夜に、また飲む約束をして解散。


カロリーを消費するために、藤棚から一時間かけて歩いて自宅に戻った。そのせいか酔いが回って一時間ほど爆睡。風呂に入って酒を抜いてから再び出動。場所は西横浜の「颯」。しかし、昼間にしっかり食べたせいか、腹が空いていない。「生ハム」と牛肉を「山わさび」で食べて軽く飲んで九時に解散。

自宅に戻ってから録画しておいた「八重のさくら」を見た。年末のテレビドラマは「白虎隊」。そしてNHKの大河ドラマも戊辰戦争をテーマした、後の新島譲の奥さんの山本八重を主人公としたドラマ。会津士魂が良く描かれていた。今後の展開が楽しみである。それにしても綾瀬はるかは健康的でいい。「おっぱいバレー」からすっかりファンになった。

 

※ブログ「爆ちゃん吼える」に、この「八重の桜」と会津士魂について詳しく書かれているので、是非開けてみて下さい。


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日々、恙なし。

2013-01-07 11:04:32 | インポート

一月五日(土)晴れ。

正月休みが続くと、今日が何曜日だか分からなくなる。朝起きると、当然ながら朝食。なるべく炭水化物は朝だけにしているので、朝食が一番の楽しみ。いい歳をしてお腹がすいて目が覚める時がある。味噌汁も体のことを考えて、ダシをしっかりとって、なるべく薄味にする。


昆布でダシを取ってから、削り節を入れる。それを漉して一番ダシにしてから味噌を入れる。これがやみ付きになる美味しさだ。具は、豆腐かホウレンソウか大根。なるべく野菜を多めに入れるようにしている。魚はあぶったイカがいい。とは嘘で、鮭かアジの干物かサバの文化干し・・・。週に二回ぐらいは、体がソースを求めるので、赤ウインナーに魚ニソにキャベツの千切り添えに目玉焼き。考えてみれば、安い体にできている。


夕方まで、家の雑用(灯油の補給、車のガソリン、事務所の郵便の確認、買い物)を済ませてから、のんびりと風呂に入る。今日も休肝日としようかとも思ったが、我慢できずに、あれこれ肴を作ってから酔狂亭で月下独酌。日々恙なく過ぎて行く。


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