一月十六日(水)晴れ。
いやはや三日ぶりに下界に降りた。と言っても事務所とスーパーを往復しただけだが、端に寄せられた残雪が凍ってスリップするので、とても走りづらい。
アルジェリアで、プラント建設に従事していた多数の日本人が、武装ゲリラに拘束されたとのニュース。平和ボケしている老人の私には、日本人も随分と遠くまで行って仕事をしてるんだなぁー。ぐらいの感慨しかない。それにしても世界は危険に満ちている。理不尽な国家と、理不尽な人々とに溢れていると言っても過言ではない。
人の物は俺の物。俺の物は俺の物。という中国や韓国。人々の魂を救済するためのものであるはずの宗教によって内乱と殺戮が起こっている。日本は平和でいい。しかし、この平和も尖閣の緊張でいつ破られるかもしれない。戦後の日本人は、起こってほしくないことは、起きない。と信じている人が多くなった。しかし、私が接触した自衛隊やそのOB達は、八割の確率で、尖閣で日中の衝突が起きると断言していた。その時日本人は・・・。
日米安保の元で構築された奴隷の平和と、魂無き繁栄。この林立する摩天楼も皆、砂上の楼閣であることに気付かなければならない。
人質となっている皆さんの無事な開放を祈っているが、その人質となっている人たちが働いている「日揮」は、我が家から比較的近い所にある。京急上大岡駅の近くにある。我が家から、上大岡の駅に行くときは、山越えをして、必ず日揮の前を通る。近くに住む友人の話では、会社前にはテレビの中継車などで騒然としているらしい。
アルジェリアか。その昔、「アルジェの戦い」という映画を見たことがある。そうか「カスバの女」という歌にも、「ここは地の果てアルジェリア」。映画「ペペルモコ」の舞台もアルジェリアではなかったか。私たち日本人にとって、アルジェリアと聞いても、その程度の知識しかない。そう言えば、盟友の古谷喜久男さんが、ナイジェリアにいるのだが、どの辺かググってみるか。
夜は、酔狂亭で月下独酌。狭斜の巷は暇なのであろう。携帯に頻繁に連絡があるが、用事もないのに、ただ飲みに出かけるというガッツがない。老兵は飲まず。ただ眠くなるだけ。マッカナうそさー。