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白雲去来

蜷川正大の日々是口実

良い本をご恵送頂いた。

2013-01-25 12:04:22 | インポート

一月二十三日(水)晴れ。

 友人や、編集者より雑誌、あるいは単行本をご贈呈される。必ず読むようにして、なるべくFBやこのブログで紹介させて頂いているが、忙しさにかまけて、つい忘れてしまうことがあり、申し訳なく思う。

 つい最近も、かつて「実話ナックルズ」の編集長だった久田将義さんから、元共同通信にいて、テレビのコメンテーターとして活躍している青木理さんとの対談「僕たちの時代・青木理×久田将義」(毎日新聞社・1600)をご恵送頂いた。久田さんも青木さんも現在はフリーで活躍しているが、随分前だが、テーマは何だか忘れたが青木さんから取材を受けたことがある。久田さんとは、随分一緒に仕事をさせて頂いた。連合赤軍の植垣康博さんと「死刑」の問題で対談をした時には、静岡にある植垣さんのお店「バロン」が対談の場所だった。そう言えば、亡くなられた三浦和義さんとも、植垣さんと三人で、やはりバロンで鼎談を行ったことがあった。

 本の内容は、メディア論から、芸能、社会、死刑論、原発問題と多岐にわたる。旬なお二人だけに、内容は濃いものがあり私も勉強させて頂いた。是非ご一読をお願い致します。

Photo※是非ご一読をお願い致します。

 また、お世話になっている筑摩書房の青木さんからも「最近手がけた」という本をご恵送頂いた。大阪の人権博物館に勤務している朝治 武さんという方の「差別と反逆・平野小剣の生涯」(筑摩書房・2800)と言う本だ。恥ずかしながら、運動の先駆で、その後国家主義運動に転向?したという平野小剣という人のことを知らなかった。横浜生まれのせいか、同和問題に疎い。どこで生まれ、どのような出自があろうとも陛下の赤子という意識があるので、正直言って同じ日本人に対して差別意識を持ったことがない。気楽に読めるような本ではないが、国家主義運動に邁進した、先輩のことを学んでみたいと思っています。本にあった平野小剣のプロフィールを紹介します。

平野小剣(ひらのしょうけん)
一八九一(明治二十四)年、現在の福島県福島市の被差別に生まれる。小学校時代から差別を受け、高等小学校中退後、東京で印刷工となり労働運動に身を投じる。職場や社会運動の場でも差別を経験したことから、同情や融和を拒否し、民が自らの手で解放をめざすことの重要性を痛感し、全国創立の中心メンバーの一人となって、宣言の執筆にかかわる。激しい弁舌、鋭い文章で、主に東日本に水平運動を広げていくが、スパイ問題を理由に全国から除名される。その後、国家主義運動に邁進するが、一九四〇(昭和十五)年死去。歴史から徐々に忘れ去られていった。

 夜は、酔狂亭で月下独酌。どうも休肝日がとれない。

Photo_2※少し真面目に読んでみます。

 

 

 


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