八月十二日(月)晴れ。
今日も、夜中に暑くて幾度も目が覚めてしまった。その昔は省エネとかで、国を挙げてクーラーを控えようと言うようなキャンペーンがあったように思うが、今ではお年寄りが「熱中症」とやらで命にかかわるので、積極的にクーラーを使用するように勧めている。電気代や電力不足が懸念されるのならば、テレビを深夜の十二時までにするとか、パチンコ屋さんに週一度の定休日を設けさせるとかすれば幾らか違うような気がするのだが・・・。
六時半にいったん起きて仕事に行く愚妻とお茶を飲んでから、再び横になった。起きたのは九時。そう言えば野村先生の「銀河蒼茫」の夏の句の中に、「夏雲は完璧な白 午前九時」というものがあったのを思い出して外を見たら残念ながら夏雲らしきものは見当たらなかった。まだ朝なのに雑草が熱風にさらされて喘いでいるように感じられた。
句集「銀河蒼茫」は、夏の句の中に「夜半に獄窓から天を仰ぐ、一句」と題して「見よやこの銀河蒼茫たる祖国」の句からとった。本のタイトルとした夏の句なのだが、春夏秋冬に分けられた句の中では夏の句が一番少ない。冬の句が百四十四句なのに対して、夏の句は半分以下の六十六句しかない。ちなみに秋は九十五句、春の句は八十七句である。
先生が詠んだ、「蟲と寝て恨みも悔ひも無き天地」というような心境には程遠い。
そう言えば、お白石持ち奉献行事にて夫婦岩で有名な二見興玉神社に参拝した折に、大湊奉献団 神宮参拝みそぎ会を代表して、横山孝平君が「祈願詞」を奉読した。その中にこういう一文があった。
「第一回式年遷宮より 千三百年になんなんとする歴史のなかには 国民が茫然自失となりし大東亜戦争の敗戦もありました しかし 神やぶれたまはず 大神たちの導きは 国民を精神を鼓舞し 占領下に宇治橋の架け替えを厳修せしめました あらためて 神人をつなぐ架け橋を生まれ変わらせました御神意と それに応えた先人のご苦労を思い 身を正さずにはおれません この敗戦占領期の混沌が はからずも今回 天津神 国津神 ともどもの御遷宮となりましたことは まさに神機 我ら国民もまた 神代からつらなる 告り直しの精神を発揚し 皇御国の弥栄の御為に 歴史と未来を繋ぐ この中今 今日只今をつねに若々しく清々しくあり 国難・困難に立ち向かわねばならぬと この浜参宮にあたり気持ちを新たにする所存です」
私が尊敬する埼玉大学の長谷川三千子先生が先ごろ上梓した本「神やぶれたまはず」を読み、意識して挿入したのに違いあるまい。感動で体が震えた。もちろん、その「震え」の中には日ごろの怠惰な自分への戒めへの慄きもある。
午後から事務所へ行き、窓を全開にして空気を入れ替えた。郵便受けに「押しくらまんじゅう」のように入っていた郵便物の整理を済ませてから帰宅。ご支援を頂いている鹿児島在住の方より焼酎をご恵送頂いた。この方とは一度もお会いしたことがないのだが、毎年、珍しい焼酎を沢山頂く。さすがに二日続けてカツオとは行かないので、「蒸し鶏」「冷奴」で晩酌。