八月二十四日(土)晴れ。青森から帰宅。
青森での楽しみは何と言っても「食」にある。何しろ魚介類がとても安い。加えて、家のすぐ裏には義母が丹精込めた畑がある。愚妻に「オイ、ネギ無いの」と聞けば、義母が、愚妻に「畑から抜いてきて」。その他、キュウリ、ナス、ミョウガ、唐辛子に枝豆、トマトにミニトマト。食べる時に食べる量だけ畑からとってくる。こんな贅沢なことはない。最も、私は食べるだけで、耕す、植える、育てるという一番大切で大変な作業を省いているのだから、美味しいと思わなければ罰が当たる。
義母はゲートボールの大会とやらに出かけたので、挨拶も出来ずに空港へ向かった。申し訳なし。空港までは約一時間半。稲の実りで黄金色一色になった津軽平野の彼方にお岩木山が雲を従えて座っている。愚妻の、いや津軽の人たちの原風景であろう。短い滞在だったが津軽富士の別名のある岩木山にも感謝。空港まで送って頂いた義兄にお礼を言って、機上の人となった。
たいした揺れもなく羽田着。京急で井土ヶ谷まで。自宅に戻ったのは五時少し前のこと。窓を全開にして空気を入れ替えて片づけ。そうか今日は藤棚商店街の最後の縁日である。カメチャンに連絡して待ち合わせ。
しかし残念ながら、祭りが重なったのか、それとも先日の花火での事故の影響か、屋台がほとんど出ていない。仕方がないので「やまと」にて安着祝い。愚妻とアコチャン、ヒデちゃん合流。青森で魚ばかりの日々だったので、焼き鳥が美味い。少し飲んでから「一休寿司」に転戦。さすがに疲れているのか、「九べろ」(注・九時にベロベロの略)となって帰宅。