白雲去来

蜷川正大の日々是口実

群青忌の案内状のデザインが出来た。

2013-08-07 23:25:34 | インポート

八月六日(火)曇り。

 原爆の日か。慰霊碑に書かれている「過ちは・・・」の文字を「国辱」と感じられない戦後の日本人の意識は何だ。唯一の被爆国だからこそ、日本が原爆を開発し持つことが許されるのではないか。極楽島のアホウ鳥の住む国に未来などある訳もない。

また今日は、別れた娘の誕生日。経団連事件の翌年に生まれて名付け親は野村先生だ。もう三十を過ぎているのだろうが、便りのないのは元気でいる証拠とあきらめている。

今日は、友人との打ち合わせのために東京行き。京急で乗り換えせずに目的地まで行ける。便利になったものだ。「群青忌」の案内状の見本を頂く。写真は平成五年の八月に野村先生と共に行ったカサブランカでのものだ。写真は「不肖・宮嶋」こと戦場カメラマンの宮嶋茂樹氏の撮影によるもの。野村先生は、自決の直前に親しい人たちにこの写真を送った。

34370033※カサブランカにて。

はが里枝さんから私の校正原稿を頂く。直しが沢山あってビビルが、それでもさすがにプロの編集者。ナルホドという所ばかりで感謝する。

終了後は、好きな浅草の「甲州屋」というそば屋で一杯。居酒屋のようなこのお店が好きだ。以前、好きだった「酔って候えど」さんのブログにも紹介されていた。「お茶割り」を五杯ほど飲んでから錦糸町に転戦。やはり馴染みの「223」というお店に寄って日にちが変わらぬ前に帰宅。


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月日は百代の過客。

2013-08-07 23:06:56 | インポート

八月五日(月)晴れ。

月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なり。有名な芭蕉の「奥の細道」の発端の冒頭文。「月日は百代(に渡って)の旅人であり、来ては去る年々もまた(同じ様な)旅人である」か。毎日ぼやーっとしていると、日にちの感覚がなくなり、気が付けばもう八月も五日が過ぎた。

 連日、机に向かっても、たいした仕事も出来ずに、時間と月日だけが過ぎて行く。紛らわすのは酒か。

今日も我盃といふ底のなき 溝に臨みて身じろがずあり
今日もまた酒のめるかな酒のめば 胸のむかつく癖を知りつつ
毒のごと夜毎呷りし酒の味その善し悪しを何日か知りにし
陶然と酔ひつる人と陶然と 酔いつる人とありしのみなり
とある日に酒をのみたくてならぬごとく 今日われ切に金を欲りせり

皆、啄木の歌。夜は、恒例の「蜷川政経懇」のために、後輩が経営する、地下鉄「吉野町駅」の上の「一銭」へ。したたか飲んでから、友のご厚意で関内に転戦。十一時過ぎに帰宅。


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