白雲去来

蜷川正大の日々是口実

昭和の記憶が遠のいて行く。

2015-04-29 11:26:13 | 日記
四月二十二日(水)晴れ。

台湾から帰って来てから、やはり体重が気になる。愚妻などは、続けていたダイエットがあっと言う間に水泡に帰した。笑ってはいられない。今までは「花粉」のせいにしてさぼっていたが、そろそろウォーキングを始動しなければ。油断するとすぐ太り、すべての数値が、がぁーっと上昇してしまう。今年の目標は高岡寿成(カネボウ)の二時間六分一六秒の日本記録に挑戦することだ。いや走るのではなく、その記録の時間だけ歩くことが目標である。次は世界記録。あっこれだとだんだん歩く距離が短くなるのか。まっいいか。

作家の船戸与一氏がなくなったとニュースで知った。といっても恥ずかしながら、この方の本を一冊も読んでいないのだ。『週刊新潮』の書評欄に船戸氏の『満州国演義』(全九巻)が完結されたと、紹介記事があったので戦前の「満州」「上海」物に興味のある私としては是非とも読んでみたいと思っていた矢先だった。最近は読書の量が減っているので、真面目に読もうと思っています。

そう言えば、ワイルドワンズの加瀬邦彦さんもなくなられた。私が、初めて加瀬さんの演奏を聞いたのは、高校の一年生の時だった。まだワイルドワンズが結成される前で、「寺内タケシとブルージンズ」でギターを弾いていた。寺内タケシさんの会社が横浜の関内にあったこともあって、地元意識から良く聞きに行った。ドラムの小野さんと言う方が高校の先輩であったことも影響していたのかもしれない。横浜の馬車道にあった「横宝」でライヴ(昔はこんな言葉はなかったが)を見た時に、前座だったのが「じゅんとネネ」で、当時は「クッキーズ」という名前で歌っていた。

いつの頃からスクラップを始めた著名人の死亡記事、「墓碑銘」と題したスクラップノートももう二冊にもなった。少しずつ昭和の記憶が遠のいて行く。

日本料理には「はしり」と「旬」と「名残り」がある。この時期のカツオはまだ「はしり」か。それでも見た目の良い物があったので、早速買って、酔狂亭で月下独酌。カツオですか、やはり、よつや、ごけ、止まりでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする