白雲去来

蜷川正大の日々是口実

最強の「キムチ」療法。

2016-01-11 18:16:22 | 日記
一月九日(土)晴れ。

まだ完全に体調が恢復しない。熱があったり、怠かったり、ということはないのだが、イマイチ本調子ではないのだ。その証拠に酒が不味い。ビール一本程度でリハビリに励んでいるが、もう少しかかりそうだ。

お世話になっている人の手配で、大好きな錦糸町は「223」のキムチが届いた。よぉーしここで一発起死回生の食事療法を試みようと、夕食は、豚肉と茄子とキムチの炒め物に「ズンドウブチゲ」を作って食べた。汗と辛さとスタミナで、風邪を追い払おうと思ったが、やはりビール二本が限界だった。明日も「キムチ療法」で体力の回復に努めるとするか。

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満州の「ニキ」「三スケ」。

2016-01-11 17:36:23 | 日記
一月八日(金)晴れ。

中々風邪が抜けないので、かかりつけの医者に行き定期検診。血糖値の検査を行ったら二百もあって、たいした食事をしていないにもかかわらず、ちょっと残念である。耳鼻科とは違う薬をもらったが、効き目はどうか・・・。

相変わらず酒が美味しいと感じられない。もう八日間も休肝日を余儀なくされており、少々げんなりしている。医者の帰りに頑張って食事。天ぷらそばであるが、冷たい蕎麦に温かいつけ汁に天ぷら。「天せいろ」とも言うそうだが、これが好きだ。蕎麦が美味しい店と言うのは、大体、「もり」か「ざる」。温かい蕎麦が美味しい店と言うのはあまり聞かない。温かい蕎麦は、高級店よりもいわゆる「立ち食いソバ」の方が美味しい時もある。しかし蕎麦屋に入って酒が飲めずに蕎麦だけで帰ってくるほど寂しいものはない。早く直さなければ。

船戸与一の『満州国演義』の文庫版の第四巻が出たと言うので早速買った。『炎の回廊』というタイトルである。いわゆる戦前の「上海」や「満州」を題材にした読み物が好きである。そう言った意味では『満州国演義』は最近の読み物ではワクワク感があり、イッキに読まずに、そろーり、そろーりと楽しんでいる。

かつての満州国に影響のあった人物に「ニキ、三スケ」と言う人たちがいたことをご存じだろうか。当時、関東軍参謀長であった東條英機と満州国の国務院総務長官の星野直樹の「ニキ」に、満州重工業開発株式会社社長の鮎川義介、総務庁次長の岸信介、満鉄総裁の松岡洋右の「三スケ」である。「ニキ・三スケ」と言っても、当時の満州国での実力者を並べ称したものであり、彼ら全員が仲が良かったというわけではない。その証拠に、岸は東條内閣の閣僚となったが、倒閣工作を行い閣内不一致で東條内閣を退陣に追い込んでいる。また、大東亜戦争終結後、五人ともA級戦犯容疑者として逮捕された。鮎川・岸の二人は不起訴となったが、東條・星野・松岡の三人は起訴された。東京裁判において、松岡は公判中に病死し、東條には死刑、星野には終身刑の判決が下ったが、後に釈放された。

そう言った人たちの時代背景を参考にしながら『満州国演義』を読むと、様々な視点から歴史が学べて楽しい。夜はリハビリのために、「黒霧島」をお湯割りで飲んだが、やはり味が分からず、一杯で止めた。残念。

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