白雲去来

蜷川正大の日々是口実

『恋さん』でサヨナラの忘年会。

2016-01-05 18:30:22 | 日記
十二月二十三日(水)曇り後雨。天長節。

今日のよき日は大君の生まれたまひしよき日なり。天皇陛下八十二歳のお誕生日。起床後、顔を洗い口を漱ぎ、玄関に日の丸を掲げる。遥かに皇居を仰ぎ天皇陛下のご健康とご皇室の弥栄を祈念する。

長い間、野村先生の奥様が三十年にわたり経営していたスナック『恋さん』が野村先生の二十三回忌が済んだことを一区切りとして、今年いっぱいで閉店することとなった。そこで一門が忘年会を兼ねて「お別れの会」を催すことになった。

五時にお店着。年に一二度くらいしか顔を出すことはなかったが、閉店してしまうと思うと寂しいものだ。最初は「お好み焼き屋」としてスタートしてから早いものでもう三十年か・・・。一門の皆さんと一緒に思い出話に花が咲いて、「飲んだビールが五万本」。というクレージーキャッツの「五万節」という歌があったが、若い人は知らないだろうなぁー。八時過ぎに奥様にご挨拶して横浜に戻る。

終了後は、弘明寺商店街に後輩の尼野保君がこのほど開店した炉端焼き『花笠』の開店祝いに行った。『花笠』は、その昔、保君のご母堂が昭和五十年に横浜の伊勢佐木町の一本裏通りの若葉町に開店した。その頃も良く通ったものだ。その後、大通公園に移転。そして紆余曲折を経て今の場所に落ち着いた。お店は随分とこじんまりしてしまったが、その方が、彼の「人間味」が味わえて良いかと思う。お店で、偶然に関内で「4&9」(よんないん)のマスター夫妻とお会いする。しばらく飲んで帰宅。閉店と開店か。感慨深い酒席だった。

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『実録・異端者たちの最期』

2016-01-05 18:00:10 | 日記
十二月二十二日(火)晴れ。

あーあ今年も残すところ九日か。(と言ってもこれを書いているのはあけて五日だが。まあ、去年のことと思ってもう少しお付き合いください)この時期は、何てったって師走と言うぐらいだから、普通は忙しい。もちろん私も例外ではない。貧乏しても頭が少々からっぼでも、忙しい時は忙しい。(タレントとかいう不思議な職業の人を見てみなさい)

「年末ジャンボ」宝くじが今日で締切と言うので、家族にせっつかれて買いに行った。三十枚で九千円か。これだけあれば「やまと」に二回は行けるのに、と一人ゴチて、その昔(四十年ほど前)に一等の組違い賞の当たったことのある売り場に行った。その時の賞金は確か三十万円だった。それで運を使い果たしてしまったのか、以来、かすりもしない。しかし宝くじも率が悪いよなぁー。たった一割バック何て、国がもうけすぎだよ。還元率もわずかに四十七%程度。ほとんど役人や宝くじにしがみついている連中の懐に入っちゃうんだろうなぁー。おいしい商売だ。

ノンフィクション作家の旗手山平重樹さんから新刊本『実録・異端者たちの最期』(徳間書店)をご恵送頂いた。四十五人の人達の「死に様に学ぶ生きる本当の意味」が描かれている。その本の前書きには、

「本書に登場願ったのは、世代差や有名無名の違いこそあれ、いずれも世間から見たら型破り、異端といっていい男たちである。維新者、革命家、プロスポーツマン、芸能人、カーレーサー、映画人、作家、政治家、冒険家、カメラマン、シージヤッカー、任侠人……と、あまりカタギが見あたらないのは、激烈でドラマチックな生と死を経た男たちとなれば、それも無理からぬところか。この顔ぶれ、社会的物差しからすれば、玉石混淆に違いなく、なんでもかんでも一緒くたにするのは怪しからん―と、お叱りを受けそうだが、そこにはむろん筆者の独断と偏見が反映されているわけで、なにとぞ御容赦願いたい」。

更に、山平氏は、そこに描いた様々な分野の人たちについて「筆者は、こうした浪曼者たちと同じ時代を共有できたことを何より喜びとし、光栄に思うのである」。

と書いているが、私も全く同感である。是非ご一読を賜りたい。

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正月は戦前の映画を。

2016-01-05 16:38:58 | 日記
十二月二十一日(月)晴れ。

午後から近くの眼科へ。最近どうも目がショボショポして仕方がない。あまり我慢ばかりしても良くないと思い眼科に行けば、「ドライアイ」との診断。まあ医者がそう言うのだから、そうなんでしょう。薬局にてがっぽり点眼薬を頂いて帰宅。

その後、事務所にて本の片付け。どこから手を付けて良いのか分からず、ホンのお義理程度に済ませて、わすれていた懐かしいVHSの段ボールから正月にのんびり見ようかと思う物三本を持って帰宅。

持って来たものは、いずれも戦時中の物で昭和五年公開で田中絹代や元オリンピック選手の鈴木伝明が主演した『進軍』。昭和十八年公開で上原謙、田中絹代主演の『開戦の前夜』、もう一本はやはり昭和十八年公開の『海軍』の三本で、どれも松竹ホームビデオである。『海軍』は、真珠湾攻撃で九軍神の一人となった海軍少佐・横山正治(生前の中尉から二階級特進)をモデルとした映画である。この映画は、終戦後にGHQによって没収され、その後、返還されたが、後半の特殊潜航艇による真珠湾への攻撃の場面はカットされ、現在も行方不明になっている。因みに昭和三十八年に東映でリメイクされ、北大路欣也の現代劇主演第一作となった。(DVDにて販売されています。)

正月は、映画に読書に酒に限る。(じゃお前は年中正月か。という天の声が聞こえてきそうだ)※写真は東映の『海軍』のDVD。

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