白雲去来

蜷川正大の日々是口実

思えば、恥多き人生だった。

2016-01-16 11:56:46 | 日記
一月十五日(金)晴れ。

ちょっと前までは今日が「成人の日」だった。私が二十歳の時は、関内駅近くの文化体育館という所で「成人の日の集い」が行なわれていたが、参加はしなかった。何か用事があったわけではないけれど、チャラチャラしている同い年の連中を見て、「ガキじゃねえよ」と斜に構えていたからだ。一人っ子で育ったせいか「群れる」のが好きではなかった。昭和四十六年、西暦で言えば一九七一年のことだ。早生まれであったので、同じ歳の人たちより一年遅れて成人となった。

1971年(昭和46年)ベストセラー
■日本人とユダヤ人(イザヤ・ペンダサン著、山本七平訳)※
■二十歳の原点(高野悦子)※
■ラブ・ストーリィ(E・シーガル)
■戦争を知らない子供たち(北山修)
■冠婚葬祭入門(塩月弥栄子)
■続・冠婚葬祭入門(塩月弥栄子)
■さすらいびとの子守唄(北山修)
■青春の道(御木徳近)
■誰のために愛するか(曾野綾子)※
■立ち尽くす明日(柴田翔)※
※印は読んだことのあるもの。

1971年(昭和46年)出来事
■NHK総合テレビが全番組カラー化を実施
■NASDAQによる証券取引はじまる
■『仮面ライダー』放映開始
■第48代横綱・大鵬が引退表明
■マクドナルド日本第1号店が銀座にオープン
■円変動相場制移行
■オープン懸賞広告規制施行
■アポロ14号、月に着陸
■群馬テレビ・千葉テレビ開局
■沖縄返還協定の調印式挙行
■明治公園爆弾事件
■阪神の江夏がオールスターゲームで9連続奪三振
■プリンスホテル設立
■東京都八王子市で日本初のノーカーデーを実施

1971年(昭和46年)ヒット曲
1位 わたしの城下町 小柳ルミ子 110.3万
2位 知床旅情 加藤登紀子 102.8万
3位 また逢う日まで 尾崎紀世彦 92.8万
4位 傷だらけの人生 鶴田浩二 77.9万
5位 ナオミの夢 ヘドバとダビデ 66.6万
6位 よこはま・たそがれ 五木ひろし 60.6万
7位 花嫁 はしだのりひことクライマックス 60.5万
8位 雨のバラード 湯原昌幸 55.5万
9位 望郷 森進一 54.5万
10位 さらば恋人 堺 正章 52.9万
■日本レコード大賞:また逢う日まで(尾崎紀世彦)
■日本有線大賞:傷だらけの人生(鶴田浩二)

と言う時代だった。何処で何をしていたかと言うはっきりとした記憶はないが、前年に起きた三島・森田両烈士の自決事件の影響を受けて民族派運動を志した年であったことは間違いない。「あれから三十年」どころか四十五年にもなる。思えば、恥多き人生だった。これから何年生きられるのか分からないが、せめて恥の上塗りとなるようなことの無いように気を付けなければと思っている。

そんな感慨を肴に酔狂亭でリハビリの缶ビールを二本。まだ体調悪し。

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