十一月三十日(水)晴れ。
新聞の一面は「朴大統領辞任を表明」。本当かどうかわからないが、報道では、反朴のデモや集会は、いわゆる「親北勢力」が主導しているとのこと。言論の自由や集会の自由もなく、独裁政権の国家を未だに理想化、信頼している人がいると言うのが信じられない。私は、例え思想が違っても反体制の人とは付き合えるが、反日の人とは、当然ながら付き合いをしたくない。単純なのである。
今日で十一月も終わりか。こういった感慨をもう何十年も、経験してきたのだろうか。十一月から、十二月に入る時は、なぜか身構える。考えてみれば、月が替わるだけなのに、やはり年末は特別なのだ。忘年会や食事会の予定でカレンダーが真っ赤になっている。今年の暮のご挨拶は、早々と二日に行うことになった。師走とは良くぞ言ったものだ。
今日は、日露戦争において、乃木将軍の率いる第三軍が、数多の犠牲者を出した末、ようやく旅順の二百三高地を占領した。日露両軍が、死闘を演じている時に、日本では、女性の髪形で前髪をひどく出っ張らせることが流行したそうだ。そこで誰言うこともなく、その髪型を「二百三高知」と言うようになった。竹久夢二の画集「春の槇」に描かれている女性は、その「二百三高地」の髪形をしている。
私は、日露戦争を扱った映画では、新東宝が製作した「明治天皇と日露大戦争」が白眉であると思っている。レンタルショップにあるので、観ていない方は、是非。小説では、司馬遼太郎の『坂の上の雲』も良いが、日本海海戦の劇的な全貌。七カ月に及ぶ大回航の苦心と、迎え撃つ日本側の態度、海戦の詳細などを克明に描いた吉村昭の『海の史劇』や同じく吉村昭の小村寿太郎外相を中心として、日露戦争後のポーツマス条約締結までの交渉を描いた『ポーツマスの旗』もいい。どちらも新潮社から文庫化されている。
夕方から歯医者。帰りに晩酌の肴を求めて、みなとみらいのスーパーへ。柳カレイの干物、稲庭うどんのチャンプルー、イカのバター焼きを肴に、月下独酌。
新聞の一面は「朴大統領辞任を表明」。本当かどうかわからないが、報道では、反朴のデモや集会は、いわゆる「親北勢力」が主導しているとのこと。言論の自由や集会の自由もなく、独裁政権の国家を未だに理想化、信頼している人がいると言うのが信じられない。私は、例え思想が違っても反体制の人とは付き合えるが、反日の人とは、当然ながら付き合いをしたくない。単純なのである。
今日で十一月も終わりか。こういった感慨をもう何十年も、経験してきたのだろうか。十一月から、十二月に入る時は、なぜか身構える。考えてみれば、月が替わるだけなのに、やはり年末は特別なのだ。忘年会や食事会の予定でカレンダーが真っ赤になっている。今年の暮のご挨拶は、早々と二日に行うことになった。師走とは良くぞ言ったものだ。
今日は、日露戦争において、乃木将軍の率いる第三軍が、数多の犠牲者を出した末、ようやく旅順の二百三高地を占領した。日露両軍が、死闘を演じている時に、日本では、女性の髪形で前髪をひどく出っ張らせることが流行したそうだ。そこで誰言うこともなく、その髪型を「二百三高知」と言うようになった。竹久夢二の画集「春の槇」に描かれている女性は、その「二百三高地」の髪形をしている。
私は、日露戦争を扱った映画では、新東宝が製作した「明治天皇と日露大戦争」が白眉であると思っている。レンタルショップにあるので、観ていない方は、是非。小説では、司馬遼太郎の『坂の上の雲』も良いが、日本海海戦の劇的な全貌。七カ月に及ぶ大回航の苦心と、迎え撃つ日本側の態度、海戦の詳細などを克明に描いた吉村昭の『海の史劇』や同じく吉村昭の小村寿太郎外相を中心として、日露戦争後のポーツマス条約締結までの交渉を描いた『ポーツマスの旗』もいい。どちらも新潮社から文庫化されている。
夕方から歯医者。帰りに晩酌の肴を求めて、みなとみらいのスーパーへ。柳カレイの干物、稲庭うどんのチャンプルー、イカのバター焼きを肴に、月下独酌。