白雲去来

蜷川正大の日々是口実

旅順の二百三高地を占領。

2016-12-01 10:45:25 | 日記
十一月三十日(水)晴れ。

新聞の一面は「朴大統領辞任を表明」。本当かどうかわからないが、報道では、反朴のデモや集会は、いわゆる「親北勢力」が主導しているとのこと。言論の自由や集会の自由もなく、独裁政権の国家を未だに理想化、信頼している人がいると言うのが信じられない。私は、例え思想が違っても反体制の人とは付き合えるが、反日の人とは、当然ながら付き合いをしたくない。単純なのである。

今日で十一月も終わりか。こういった感慨をもう何十年も、経験してきたのだろうか。十一月から、十二月に入る時は、なぜか身構える。考えてみれば、月が替わるだけなのに、やはり年末は特別なのだ。忘年会や食事会の予定でカレンダーが真っ赤になっている。今年の暮のご挨拶は、早々と二日に行うことになった。師走とは良くぞ言ったものだ。

今日は、日露戦争において、乃木将軍の率いる第三軍が、数多の犠牲者を出した末、ようやく旅順の二百三高地を占領した。日露両軍が、死闘を演じている時に、日本では、女性の髪形で前髪をひどく出っ張らせることが流行したそうだ。そこで誰言うこともなく、その髪型を「二百三高知」と言うようになった。竹久夢二の画集「春の槇」に描かれている女性は、その「二百三高地」の髪形をしている。

私は、日露戦争を扱った映画では、新東宝が製作した「明治天皇と日露大戦争」が白眉であると思っている。レンタルショップにあるので、観ていない方は、是非。小説では、司馬遼太郎の『坂の上の雲』も良いが、日本海海戦の劇的な全貌。七カ月に及ぶ大回航の苦心と、迎え撃つ日本側の態度、海戦の詳細などを克明に描いた吉村昭の『海の史劇』や同じく吉村昭の小村寿太郎外相を中心として、日露戦争後のポーツマス条約締結までの交渉を描いた『ポーツマスの旗』もいい。どちらも新潮社から文庫化されている。

夕方から歯医者。帰りに晩酌の肴を求めて、みなとみらいのスーパーへ。柳カレイの干物、稲庭うどんのチャンプルー、イカのバター焼きを肴に、月下独酌。

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どっかぁーん、と鱈と鮟鱇が来襲。

2016-12-01 10:21:59 | 日記
十一月二十九日(火)晴れ。

電光石火の男、札幌の小澤拓也君にまた驚かされた。午前中に事務所に荷物が届いたのと言うので取に行くと、何と、とても大きな「鱈」と「鮟鱇」がドカンと送られてきた。どちらも好物だが、こんなに大きな鱈は処理が出来ない。もちろん鮟鱇もいわゆる「吊るし切り」など素人の私では出来るはずもない。考えた挙句、いつも行く「一休」にお願いして料理して頂くことになった。しかし、今日は予約が入っていて、明日は定休日。木曜に家族や友人と共に、贅沢な鍋をやろうと言うことになった。今から楽しみである。

国会は、会期を延長してTPP関連法案や年金精度改革法案でちょっと荒れている。不勉強、無責任だが、TPPは、賛成の人の話を聞くと、ナルホド。また反対の人の話を聞いてもナルホド。アメリカの圧力と反対派の人たちは言っていたが、トランプが大統領になると、「脱退」をするとか。まだアメリカは批准もしていないのに「脱退」もないものだと思うが、TPPは対中経済包囲網の一面もあるかもしれない。年金も、一生懸命掛けて来て、貰うお金は、生活保護の人よりも少ない。「百年あんしん年金」などの世迷言を言っていたのは、何処の誰だったか・・・。

今日は、イイニクの日らしい。肉と言えば、最近は、歳のせいかヒレやミスジを好んで食べるようになった。(と言ってもごくたまにですが)脂のついた牛肉をガツガツ食べていた頃が懐かしい。夜は、肉と言っても「牛筋」を大根と一緒に煮込んで、酔狂亭でほろほろと月下独酌。

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