白雲去来

蜷川正大の日々是口実

蕎麦屋での酒。

2016-12-12 16:36:17 | 日記
十二月七日(水)晴れ。

蕎麦屋で酒を飲むことを教えてくれたのは、亡くなられた元楯の会の阿部勉さんと、岐阜の花房東洋先輩の二人である。岐阜の蕎麦屋の名店、吉照庵で、やはり亡くなられた服部愛山先生らと卓を囲み、生まれて初めて「焼酎のそば湯割り」を飲んだ。昭和五十年の後半の頃だったと思う。阿部さんには、平成になってから、当時赤坂にあった野村事務所にいると、度々、「砂場」に呼び出された。初めて、砂場に呼ばれた時、すでに阿部さんや、一緒にいる人たちの卓には、徳利やらビールなどで賑わっていた。たまにはと思って、会計をしたら、えっ!蕎麦屋ってこんなに高い店もあるのかと、知った初めだった。

蕎麦屋では、酔うまで飲んではいけないと、教えて頂いたのは、野村先生だった。もともと野村先生は食が細い。ペースの速い私は、いつも別メニューにさせて頂いた。先生のお気に入りは、確か増上寺の前にある、何でも江戸時代からやっていると言う「更科布屋」だったと思う。何度かか連れて行って頂いた。

私のお気に入りは、横浜は、平沼にある「角平」。このお店は、岸信介や大野判睦、重光葵といった自民党の大物政治家に愛され、色紙や写真が残っている。また、横浜では歴代の市長より有名な、藤木幸夫先生の色紙も飾ってある。昭和二十五年開店の、角平の名物と言えば、海老の「つけ天そば」と「カツ丼」であろう。角平の近くに、やはり暖簾の古い「田中屋」もある。その日の気分で使い分けている。

夜は、お世話になっている方に誘われて、関内は、サリーの店の前にある「中村庵」という蕎麦屋で一献会となった。オーナーは横浜マリノスの関係者とのこと。仲良しさんたちとワイワイ飲んでからサリーの店で仕上げ。いい夜だった。写真は、「角平」さんの頁から転用しました。

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オリンピックの晴れ姿。

2016-12-12 12:57:10 | 日記
十二月六日(火)晴れ。

後輩の団体の忘年会で新宿行き。場所は去年と同じ、歌舞伎町の焼肉店。お客さんのほとんどは知り合い。二時間ほど食べて飲んで、慌てて横浜に戻る。あまり飲まないようにと思ったのに、どうも酒にだらしないせいか、勝手に手が動いてしまう。最近は、ロックに少し水を加えた、酒が八に水が二という濃い目のものに慣れた。休肝日も、年に一度の断食の日だけと言うだから、これじゃ身体に良いわけない。

四年後に開催される東京オリンピックに関して、東京都の小池知事と五輪組織委員会の森喜朗会長とのバトルがどうやら終焉しそうだ。小池知事の当初の気負いも、とどのつまりは、当初の計画通りに落ち着くに違いあるまい。オリンピック施設の建設にまつわる「利権」が本当にあるかどうかは、知るよしもないが、問題の三会場。すなわち、常設のボート、カヌー・スプリント会場「海の森水上競技場」(東京湾中央防波堤)、水泳会場「オリンピックアクアティクスセンター」(江東区)、バレーボール会場の「有明アリーナ」(同)の三施設にそれほど問題があるとは、思えなかった。

確かに、小池知事の再調査によって三会場建設の予算はかなり減額されたが、これで良しとするならば、当初から、他の場所、などとゴネずに、「予算の徹底的な見直し」をアピールしても、理解は得られたのではないかと、私は思う。宮城県の「長沼ボート場」案などは、ブラフであったと指摘されても仕方があるまい。もちろん無駄なお金をかけることなどは論外であるが、次代を担うアスリートたちが、東京オリンピックの開会式や陸上競技の行われた競技場で走ることが夢。あるいは、新設された水泳競技場で泳ぐことが夢であり、憧れである。と感じさせるような会場を造り、そこがオリンピックのレガシー(遺産)として将来にわたって使用されることが、アスリートはもとより、日本にとっても大いにプラスになるような気がしてならない。

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酒杯に天下の影を映しての一献会。

2016-12-12 12:42:38 | 日記
十二月五日(月)晴れ。

嬉しい悲鳴なのだが、十一月の半ばから、忘年会やら個人的な飲み会が続いている。好きな物のうち酒は私のかなり上位に入る。飲む場所や肴にそれほどこだわらないが、赤い看板の居酒屋チェーン店や一部の寿司屋などで、オヤジや従業員の威張っているような店はいかない。飲み屋では、お店の人に酔う、事が最も大切なのだ。

しかし、歳と共に頭が酒で脳軟化症となり、酔っている時に約束すると、すっかり忘れている。後で文句を言われたり、家族から呆れられることもしばしばなのだが、まあご勘弁ください。

今日は、六時より、馬車道の「佐島」で飲み会。佐島の海の物に拘ったお店で、個室でゆったり出来てうれしい店だ。今日は、お世話になっている方、三人とのこじんまりした飲み会である。残念ながらそのうちの一人は下戸である。しかし、健啖家で見ていて嬉しくなる。酔うにつれて、談論風発、口角飛泡、喧々囂々、酒杯に天下の影を映しての一献会となった。二人で、「宝山」の四合瓶を一本空けて解散。

一人で、ふらっとサリーの店に寄ったら、エディ潘さんと、札幌の宮ちゃんがいて盛り上がった。

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