白雲去来

蜷川正大の日々是口実

今は亡き人の・・・。

2017-01-11 13:41:38 | 日記
一月六日(金)晴れ。

野村先生の獄中句集『銀河蒼茫』の「冬の句」の中に、「いまは亡き悲願の人の悲願を継ぐ」というものがある。先生が千葉時代において「今は亡き悲願の人」と言うのは、昭和四十六年の十月に亡くなられた三上卓先生のことであろう。

野村先生は、旅に出ると、良く絵葉書を書いて送ってくれた。一緒に、海外に出ている時も、事務所の人たちにマメに絵葉書きを送った。
それを見ていたせいもあって、私も旅に出ると、家族や友人に良く絵葉書を書いた。しかし、三泊四日程度の小旅行だと、子供たちに宛てた葉書よりも私の方が先に家に着いてしまい、手紙を出したことの意味がなくなってしまう。それでも、飛行機の中の無聊を紛らわせるために、葉書を書いていると、「ああ旅に出たんだなぁー」という感慨が湧いてきて旅も楽しくなる。

後輩で、大陸浪人の杉山茂雄君も海外に出ると、必ず葉書を送ってくれる。絵葉書が好きな私としては、彼からの葉書をまとめておいて、たまに読み返す事がある。手紙を書いている時は、相手のことを思って書いているので、一枚の葉書の中に、出す人の思いがこもっているような気がする。

今は亡き人の悲願…と言うほどではないが、旅先で葉書や手紙を書くことを教えてくれたのは、野村先生である。

夜は、頂き物の酒を懐に抱いて、酔狂亭で月下独酌。

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めんどくさい国だ。

2017-01-11 13:18:52 | 日記
一月五日(木)晴れ。

朝食は、サバの文化干し、船納豆、出汁をしっかりとった大根の味噌汁。いくら旅で贅沢?をしてもやっぱり家が一番いい。干物に納豆に味噌汁。日本人だなぁー。昨夜は旅の疲れが、心地良い睡眠薬となってぐっすり眠れた。

また韓国が騒いでいる。釜山の領事館前に慰安婦像を設置して、昨年の日韓合意を否定するような行為をしても、死に体の朴政権は何もできない。北の指令で日韓の分断を目的とする勢力の後押しもあるのだろうが、国と国との約束事を平気で反故にしようとする。そういった行為が、国際社会からどのような目で見られるのかと言うことを、全く理解していない。産経の黒田勝弘さんが「慰安婦問題は、対日問題というよりも、反政府運動とする、韓国の国内問題となっている」と分析した。そうであっても、政権が変わるたびに、政権を変えようとするたびに、必ず持ち出されるのが、竹島と、今回の慰安婦問題である。

日本は、心から謝罪しろ。と言うが、一体これまで歴代の総理や、昭和天皇に至るまでどれほどの謝罪を行って来たのか。是非、ウイキペディアの「日本の戦争謝罪発言一覧」を検索してみて下さい。私は、今回の安部総理の決断は、すごくまっとうなものだと思う。個人的には、この時期に韓国に観光に行く人たちの気がしれない。日本人は、一切韓国旅行をしない。という無言の抗議こそ、彼の国に対する一番の薬になると思うのだが。

夜は、スーパーに行くと、冷凍のカツオがあった。まあこの時期仕方がないか。酔狂亭にて、月下独酌。

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