白雲去来

蜷川正大の日々是口実

日本のお米はとても美味しい。

2019-01-07 15:02:00 | 日記
一月六日(日)晴れ。

今日で巷は大体正月休みは終わり。今日は、何の予定も入れていない。自宅でのんびり過ごした。九時に朝食。サンマの干物、ポークハム、甘エビの頭の味噌汁。昼は抜いた。夜は、オーシャンキングのフライ、(最近我が家はこれが評判が良い。フライにすると「ほぼカニ味」である)豚肉とキムチ炒め、鶏の手羽中の塩焼き。お供は「黒霧島」。

その昔のテレビのCMに「お節も良いけど、カレーもね」。と言うものがあった。先日も少し書いたが、諸説あるのだろうが、私が子供の頃は、どの商店も正月の三が日は、大体休みだった。その間のある意味保存料理として「お節」をどの家も作ったのではないだろうか。正月の三が日が過ぎると「初荷」のノボリを立てたトラックを見かけたものだが、最近は走っているのだろうか。子供の頃、母の作るおせち料理に、ほとんど好きな物が無く、栗きんとんばかり食べていて良く怒られたのを覚えている。

今読んでいる、『江戸の食生活』(原田信男著・岩波書店)によれば、「実際に米が社会の隅々まで行き渡り、日本人のすべてが米だけの飯を食べられるようになるのは、一九六〇年代以降のことである」とあった。それ以前は、地方や山間部などでは、雑穀や芋類を主食としていたケースが決して少なくなかった。私が子供の頃は、お米にはまだ配給制度が残っており「米穀通帳」というものを持ってお米屋さんに行ったものだ。最近のお米はとても美味しい。みそ汁とおしんこがあれば、十分といつも思う。まあそれでは家族は納得しないだろうが、子供の頃を考えたら、贅沢な話だとふと思う時がある。

それにしても豊葦原の瑞穂の国(とよあしはら‐の‐みずほのくに。神意によって稲が豊かに実り、栄える国の意。日本国の美称)に生を受けたことに感謝している。

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