白雲去来

蜷川正大の日々是口実

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり

2020-03-16 16:02:12 | 日記
三月五日(木)晴れ。

このチンタラ・ブログを二日分更新。友人から毎年贈って頂いている「日記」に簡単な、食日記と出来事を記している。もう十冊くらいになるだろうか。それが無いと前日どころか、十日前のことなど全く思い出せない。その日記とこのブログはボケ防止の備忘録のようなものだ。

趣味と言うものがほとんどない私は、食う、飲む、読むが楽しみである。用事のない時の夜など、今日は何を肴に一杯やるべえか、と考えるのが楽しい。馴染みの魚屋や行きつけのスーパーなどに美味しそうなものがあると機嫌が良くなる。決して贅沢なものではない。その時々の気分次第である。よさげな豆腐を見つけた。もちろん絹である。今日は湯豆腐にきめた。

久保田万太郎の句に、「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」と言うものがある。最晩年の句とのことだが、酒の肴にするにはこの句は寂しすぎるかな。産経新聞に人物像が載っていた、松根東洋城の「湯豆腐や雪になりつつ宵の雨」の方が酒には似合うような気がする。私の湯豆腐は、アルミ製の湯豆腐鍋に豆腐を入れて一度、コンロで温める。上等な昆布以外は余計な物は一切入れない。暖まったなら今度は冷めないように、専用の台に固形燃料の上に鍋を置く。薬味は、たっぷりの刻みネギ、鰹節に醤油。これに鍋のお湯を入れて味を調整する。ふふふと頬がゆるむ。何と言っても安上がりにできているのだ。  


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早く終息してくれないかなー。

2020-03-16 14:53:57 | 日記
三月四日(水)曇り。

九年前の東北大震災以来、トイレットペーパーやティッシュ、簡易ガスボンベなどは自宅と事務所に備蓄というほどではないが、ある程度は余裕をもっておいてある。お風呂の水も新しく入れる時まで捨てないようにしたり、最低限「いざ」と言う時に備えているつもりだが、さすがにマスクは考えていなかった。関東地方だけ不作していると言うのならば、全国に社友がいるので送ってもらうこともできるが、今回は日本中で不足しているのだから、頼むことも出来ない。

こんな時に、大量に買い占めたり、それをネットで高値で売り金儲けをしている連中がいるのは、寂しいよりもあさましい。まあどんな時代にも、自分だけが良ければいい。と他人の哀しみや不便などに全く何も感じない連中がいる。嫌だなぁー。愚妻などは自分よりも満員のバスや電車で周りに気を使うからと、端切れを使ってマスクを手作りしている。

私は、車で自宅と事務所の往復ぐらいだから、マスクを必要としない。自分の分をなるべく家族に回している。満員の電車やバスで、ウイルスという見えぬ敵との遭遇?に気を使いながら通勤しているサラリーマンは正に企業戦士の言葉がふさわしい。早く終息してくれないかなぁー。

今日は、平成の十八年に四十九歳と言う若さで亡くなった板垣哲雄君の命日である。元気ならば六十三歳か。合掌。夜は、友人らとランドマーク・タワーにある中華「皇苑」にて食事会。スタッフ曰く「コロナの影響で暇で仕方がありません」。何とかならないものか。

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