白雲去来

蜷川正大の日々是口実

春の雪。

2020-03-26 11:01:39 | 日記
三月十四日(土)雨後雪になった。

ああ寒いと思ったら雨が降っていた。朝は、チャーハンに目玉焼き乗せ、冷食の餃子、大根の味噌汁。食後にのんびりしていたら、雨が雪に変わっていた。積もるような降り方ではないが、前の家の屋根がうっすらと白くなっている。

雪が降ると、すぐに思い浮かべるのは、幕末の漢学者である菅山茶(かんさざん)の「冬夜書を読む」の詩である。

雪は山堂を擁して 樹影深し
檐鈴(えんれい)動かず 夜沈沈
閑かに乱帙(らんちつ)を収めて 疑義を思えば
一穂(いっすいの)の青燈(せいとう)萬古の心

訳・降り積もる雪は、山の草庵を抱き、樹の影を深くさせている。軒先の鈴が鳴ることもなく、夜はしんしんと更ける。私は、とりちらかした漢籍を収めて、心静かに、書物のなかの疑問の部分を考える。すると、若い稲穂のようにまっすぐな青い灯のなかに、遠い昔の聖賢の心が見えてくるのだ。(「漢詩の楽しみ」より引用)

一日、酔狂亭に籠城。夜になって雪は止んだが、相変わらず寒い。夜は、家族で鍋を囲んだ。

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早朝から薬局に人が並んでいる。

2020-03-26 10:34:03 | 日記
三月十三日(金)晴れ。

マスクをしたくてもどこにも売っていない。自分よりも周りの人のためにマスクの着用は今やマナーとなってている。こんなに不足になる前に買って置いた六十五枚入りももう少しで底をつく。まあ私は、自宅と事務所を車で往復するので普段はマスクはしないが、用事で電車に乗る時などはマスクをしていないと、何となく周りの人の視線が気になる。

先日、朝早くに、用事があって八時過ぎに家を出て事務所に向かった。途中、三十人ほどの人が並んでいるので、何かと思って視線を向けたら、薬局のチェーン店だった。そんな光景を事務所に着くまで三件も見て驚いた。店が開く前から並んでも在庫があるのだろうか・・・。他人事ながら心配になった。マスク不足と言っても、道行く人のほとんどがマスクをしている。マスクにも様々な形の物があると知って感心している場合ではないが、その人たちは、やはり早朝から並んでマスクを買ったのだろうか。通勤、通学をしている家族のために並んでみるかと思った次第。

夜は、友人が我が酔狂亭に来訪。「そごう」の総菜売り場で買った刺身や焼き鳥を差し入れして頂き、杯を重ねた。

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